女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」はこのほど、「2022年の満足度と2023年の抱負」についてアンケートを実施した。同調査は2022年12月14日〜12月25日、「女の転職type」会員592名を対象に、Web上でのアンケートにて行った。

  • 第62回「2022年の満足度 2023年の抱負」/データで知る「女性と仕事」を実施

  • Q.1 2022年、「仕事面」を振り返って自分に点数をつけるなら何点? ※離職・休職していた人を除く ※70点を合格点として回答

「女の転職type」会員に、2022年「仕事面」で自分に点数をつけるなら何点か尋ねると、「70〜89点」が最も多く44.0%だった。「90〜100点」の人も含めると61.5%が自分に合格点をつけている。平均は67.8点となった。

2021年の合格割合は57.5%、平均は63.8点だったので、2022年はやや上昇している。

  • Q.2 合格点(70点以上)をつけた理由は? ※複数回答あり ※Q.1で合格点(70点以上)をつけた人のみ ※離職・休職していた人を除く

合格点をつけた人に理由を尋ねると、「自分の役割を全うできた」62.4%が断トツ1位で、2位の「スキルアップできた」25.8%や、3位の「やりがいがアップした」14.0%とも大きな差がついた。

<その他コメント>
・トリプルワークでたくさん働いた(20代/事務・経理・人事系/群馬)
・外注すれば100万は超える仕事を自力でクリアできた(50代/事務・経理・人事系/東京)

  • Q.3 不合格(69点以下)をつけた理由は? ※複数回答あり ※Q.1で不合格(69点以下)をつけた人のみ ※離職・休職していた人を除く

不合格の点数をつけた理由は、1位「やりがいが減った」55.6%、2位「年収が上がらなかった」34.9%、3位は同率で「スキルアップできなかった」「あまり頑張れなかった」が31.4%となった。

<その他コメント>
・本社への不信感でモチベーションが上がらなかった(20代/サービス・販売系/東京)
・やるべきことの提案まではできたが実現はできなかった(30代/サービス・販売系/千葉)

  • Q.4 2022年、「プライベート」を振り返って自分に点数をつけるなら何点? ※70点を合格点として回答

2022年「プライベート」で自分に点数をつけるなら何点か尋ねると、「70〜89点」が最も多く37.9%に。「90〜100点」の人も含めると55.0%の人が自分に合格点をつけている。平均は64.4点で、「仕事面」の平均点67.8点よりやや低い結果となった。

2021年の合格割合は52.7%、平均は63.9点だったので、変化はあまり見られなかった。

  • Q.5 合格点(70点以上)をつけた理由は? ※複数回答あり ※Q.4で合格点(70点以上)をつけた人のみ

プライベートで合格点を付けた人に理由を尋ねると、1位「家族との時間を楽しめた」48.0%、2位「趣味を楽しめた」42.8%だった。

3位は「旅行を楽しめた」33.5%で、2021年は19.3%だったのに対し+14.2pt.、「友達との時間を楽しめた」も24.0%(2021年)から29.8%(2022年)と+5.8pt.となっており、2022年の行動制限のない時期の影響があったと思われる。

  • Q.6 不合格(69点以下)をつけた理由は? ※複数回答あり ※Q.4で不合格(69点以下)をつけた人のみ

一方プライベートで不合格の点数をつけた人の理由では、1位「貯金ができなかった」45.9%、2位「趣味を楽しめなかった」37.2%、3位「旅行を楽しめなかった」33.1%となった。

トップ5まで2021年と同じ順位だったが、「恋愛が不調だった」は24.2%(2021年)→18.4%(2022年)とー5.8pt.となっており、行動制限のない時期の影響がここにも出ているのかもしれない。

  • Q.7 2023年、「仕事面」で叶えたいこと(抱負)を教えてください。※複数回答あり

2023年「仕事面」の抱負は、1位「年収アップ」72.0%、2位「転職」49.7%、3位「スキルアップ」42.2%となった。

「年収アップ」は2022年の抱負でも1位だったが、64.4%から+7.6pt.も増えている。「やりがいアップ」も35.5%(2021年)→40.5%(2022年)と+5pt.となっており、いまだコロナ禍とはいえ働く意欲の高まりが感じられる。

  • Q.8 2023年、「プライベート」で叶えたいこと(抱負)を教えてください。※複数回答あり

2023年「プライベート」の抱負は、1位「貯金を頑張りたい」43.6%、2位「旅行を楽しみたい」40.0%、3位「趣味を楽しみたい」36.0%となった。1位の「貯金を頑張りたい」は2022年の抱負では36.8%(3位)だったのに対し+6.8pt.と関心の高まりが見て取れる。

2023年、仕事では年収、プライベートでは貯金と、どちらもお金を増やしたい意欲が目立つ結果となった。