ABCテレビのスペシャルドラマ『今夜、わたしはカラダで恋をする。Season2』の放送・配信決定とともに、男性キャストも26日に発表された。
同作は「セックス」というセンシティブなテーマを切り口に、恋への葛藤や、性に対するデリケートな悩みを抱えるヒロインたちの揺れる心情を描くオムニバス作品で、昨年3月に単発のスペシャルドラマとして放送された前作は、単発ドラマとしては異例の見逃し配信200万回超えの再生数を記録。今作はABEMAとの連動放送を展開する。
新田さちか出演の第1話「セフレでもいいから。」(2月4日ABEMA配信、2月25日25:00~ABC放送)には岩上隼也、織田奈那出演の第2話「彼氏じゃない人とする夜」(2月4日ABEMA配信、2月26日25:45~ABC放送)には山下航平・鈴木志遠、林田岬優出演の第3話「年下の彼と私のカラダ」(2月11日ABEMA配信)には植村颯太、秋谷百音出演の第4話「初めては、君がいい」(2月18日ABEMA配信)には春本ヒロが相手役として登場する。第1話、第2話は地上波放送後TVerでも見逃し配信される。女性が思わずハマってしまう甘くて妖しい魅力を放つ“沼男子”大沼役には、猪塚健太が続投。各エピソードに登場する。
男性キャストのコメントは以下の通り。
■猪塚健太(大沼亮介役)
――前作に続きSeason2のオファーを受けたときのお気持ちは?
Season1の撮影時は、女性の悩みや葛藤をテーマにした作品の中で、“沼男子”というフワっとしながらもなかなかに奥が深そうな役を演じるので、受け入れてもらえるかどうかの不安もあったんです。でも、放送後に「共感できました」という多くの反響をいただけていたので、もしSeason2をやることになったら、出演したいと思っていました。実は、今回のオファーをいただく前から、パーソナルジムに通って体を鍛えていたんです。今作では濃いシーンがSeason1よりも多くあるので、僕がたくましく見えることで、少しでも、女優さんたちが輝けばいいなと思っています。
――Season2で大沼を演じてみて、改めて感じた魅力や深みは?
Season1の時から、“沼男子”とはなんだろう? というのを僕の中でもずっと考えていて、今も明確な答えが出ていないのですが(苦笑)、こと大沼に関しては、女性のきめ細やかな心情をナチュラルに察知して、その人を傷つけない最適な行動ができる能力の高い人だと考えているんです。ですから、“沼男子”はこういう男だと決めつけずに、出会った女性に対して、自然に接することが大沼に繋がるんじゃないかな、と。今作でも、ヒロイン4人がそれぞれに悩みを抱いているので、おそらくエピソードごとに大沼の見え方、女性に対しての接し方が違うんじゃないかなって感じています。でも人を安心させてしまう根本の部分は同じ。そこさえブレなければ大沼になると信じてSeason1から演じています。大沼はまだまだ研究しがいのある男ではありますが(笑)、Season2では現段階で考えられる大沼を演じきれたと思っています。
――『カラ恋』はラブシーンも見せ場になる作品です。
Season2では1話毎の放送尺も増えましたし、ストーリーもラブシーンも数倍色濃く描かれている印象があります。今作でもインティマシーコーディネーターさんが入ってくださっていて、どう演じれば観ている方が不快にならないような美しいシーンづくりができるかのアドバイスを的確にしていただけたので、不安を解消しながら安心して演じることができました。僕はもちろんですが、何よりも女優さんたちにとってはすごく頼りがいのある存在なんじゃないかなと感じました。僕自身、Season1で大沼を演じていたので、少しでも女優のみなさんを引っ張っていけたらって考えていたんですが……、みなさん今作への出演を決めた強い意思と覚悟をお持ちで、お芝居をしていてもすごく感じられたので、僕も気負わずに演じることができましたし、逆にすごく心強くて頼らせてもらったなっていう思いがあります。
――最後に今作の見どころをお聞かせください。
女性それぞれに不安や葛藤、デリケートな心情があって、自分で気づくこともあれば、大沼を通して気付かされ成長して前に進んでいく姿を描いている作品です。僕自身、女性に対して気遣いのできる紳士的な部分や傷つけない接し方など勉強になることがあると感じているので、男性のみなさんにも楽しく観ていただきながら、女性心を感じていただけたら。ドラマを観て、悶々としたり、逆にスッキリしたり……共感しても、しなくてもみんなでワイワイ話して楽しんでいただけたらうれしいです。今作も4つのエピソードそれぞれになにか感じられるものがあるので、たくさんの方に届けたい作品です。
■岩上隼也(長谷川稜役)
――今作のオファーをもらった時のお気持ちは?
後藤監督のワークショップを何度か受けさせてもらっていたのですが、まだ現場ではご一緒できたことがなかったんです。なので今回お声がけいただいた時は本当にうれしかったです。自分の俳優人生ではまだ男女の物語をしっかりと演じたことがなかったので、とにかく楽しみでうれしい気持ちが大きかったです。ただ前シーズンも見ていたので、「このような男女の絡みが深いストーリーを自分が演じるのか!?」という不安や緊張もたくさんありました。でもスタッフキャストの皆さんと、しっかりやりきりたいという思いでいっぱいでした。
――台本を読んでみての印象、また演じる役についてお聞かせください。
最初はなかなか肉体的にもハードな内容だったので正直不安や緊張の気持ちが強かったです。ただ読み込んでいくうちに全体的なストーリーとして、こういう恋愛を実際にも経験している人たちがいるんじゃないかなぁと思えました。その中で僕が演じた長谷川稜という役柄は女性関係がだらしない、いわゆるクズ男です。ただ、監督から「ただのクズ男ではなく自分の仕事など人生について葛藤があったり、その中で深みが出せたらいい」とアドバイスいただいて。酷いやつなんだけど少し気になってしまうようなキャラクターになれるように意識して演じました。
■山下航平(早田航希役)
――今作のオファーをもらった時のお気持ちは?
作品の概要を初めて聞いたとき、今までやったことのないテイストの作品で、お話をいただけてすごくうれしかったのと共に、女性目線で描く、「性」に関する作品なので、自分の中でチャレンジすることに対して、正直不安な気持ちもありました。近年は「性」に対して今までよりもオープンな気持ちを持っている人が増えたような気がしますが、まだセクシュアルなことをオープンにするのは少し後ろめたいような雰囲気もあります。この作品をきっかけに、僕の同世代をはじめとした、普段言えなかった「性」の悩みを持つ人が周りの人に話せるきっかけにもなればと思い、チャレンジしようと決めました。
――台本を読んでみての印象、また演じる役についてお聞かせください。
この作品は、現代の女性や、僕たちの同世代だけでなく、今を生きるすべての人が共感できるセクシュアルな悩みを赤裸々に描いた作品だと思います。それぞれ「性」に関する悩みを持つ女性が、様々な経験を得て奮闘し成長していく話ですが、悩みの一つ一つがとてもリアルなので、自身を反映させて共感できる人も多いと思います。僕の演じる早田は彼女のことを愛しているんですが、仕事が忙しいことを理由に彼女とセックスレスな関係を続けています。早田なりにもセックスレスに対して理由はあるのですが、彼女との気持ちのすれ違いをきっかけに衝突してしまいます。その悩みを乗り越えていく2人の関係性にもご注目ください。セックスが無くても一緒にいられる関係、付き合うということには様々な形がある。そんなことをこの作品で伝えられたらうれしいです。
■鈴木志遠(小泉一真役)
――今作のオファーをもらった時のお気持ちは?
まずはこのような人気作品に出られることがうれしかったです。僕自身が大人の恋愛要素が含まれているものに出たいという願望もあり、とても楽しみでした。
――台本を読んでみての印象、また演じる役についてお聞かせください。
最初に台本を読んでみたときに感じたことはリアルだなと思いました。最近は綺麗な恋愛が描かれているものが多くありますが、そことは違い、現代の恋愛が想像できました。そんな中で僕の役は相手を落とす沼男子でしたが、なかなか普段の自分とは違うので前作を観たり、色んな沼男子要素を取り入れて現場に向かいました。
■植村颯太(宮瀬拓真役)
――今作のオファーをもらった時のお気持ちは?
純粋にうれしかったです! 撮影前に前作の作品を拝見させて頂いて、これに挑戦するのかという不安とドキドキがあって演者さんとは初対面だったので距離感も凄く不安でした。
――台本を読んでみての印象、また演じる役についてお聞かせください。
宮瀬くんと共通点がいくつかありました。特に彼女には全力で尽くす所が一緒だと思いました!(笑)宮瀬くんは仕事には真面目、彼女がいる家ではツンデレで尽くす系男子。真っ直ぐで純粋でただただ良い子だなと台本読みながら思いました(笑)。宮瀬くんと時々性格が似ている部分があったので親近感が湧いて撮影当日が楽しみでした!
■春本ヒロ(山崎隆也役)
――今作のオファーをもらった時のお気持ちは?
正直、うれしかった反面、驚きました。今までにない初挑戦の役でもあったので、すごく不安でした。ただ、クランクインしてみるとスタッフさん含めて共演者の皆さんも優しく、落ち着いて撮影に挑むことができたので、感謝の気持ちでいっぱいです。
――台本を読んでみての印象、また演じる役についてお聞かせください。
僕が演じる山崎隆也という役は、紳士的で純粋な男性です。初めて台本を読んだ時、一途で良い人だなと暖かい気持ちになり、この役を演じることができて本当に良かったです。