オリックス不動産が運営する「別府温泉 杉乃井ホテル」(大分県別府市)は、2025年の全面完工を目指し、大規模リニューアルプロジェクトを進めている。その一環として1月26日、2棟目の新客室棟「宙館(そらかん)」を開業する。
「宙館」は、3棟の客室棟を新築する大規模リニューアルの2棟目の新棟として誕生。ホテル敷地内の最北西に位置し、最上階には、海抜約250mの高さから大パノラマの別府の景色を見渡せる展望露天風呂を設置する。
客室は全336室。スイートからカジュアルまで約26.46㎡~90.57㎡の5タイプを用意した。4室のスイートルームは、洋室・和洋室を用意しており、広々としたリビング空間でゆったりと滞在できる。
ホテルのインテリアは、豊かな別府の海と山を象徴としたデザイン。ロビーは、世界で活躍する左官職人、久住有生(くすみ なおき)氏による高さ約4m、長さ約25mのアート作品で彩っている。カフェラウンジ(有料)では、別府湾からインスピレーションを受けたデザインの花台や別府石を壁面に用いるなど、地域にゆかりのある素材を使用した。
九州・大分の地場産の食材を使った洋食を提供するベースビュッフェレストラン「TERRACE & DINING SORA」では、リゾート感あふれる開放的な景色を楽しめるよう、テラス席を多く配置している。