ハイアット ホテルズ コーポレーションは1月24日、東京・虎ノ門にて「ホテル虎ノ門ヒルズ(HOTEL TORANOMON HILLS)」の開業を2023年秋に予定していることを発表した。
同ホテルは、ハイアットのインディペンデント・コレクションのひとつ「アンバウンド コレクション by Hyatt」ブランドにおいて国内2軒目。1軒目はトヨタ不動産と組んで昨年10月に開業した「富士スピードウェイホテル」(静岡県小山町)。
森ビルが参加組合員として参画し、虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合が推進中の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」内に誕生する新しいタイプのラグジュアリーホテルとなる。
同ブランドでは、それぞれに個性豊かな語るべきストーリーを持つホテルを展開しているが、同ホテルでは虎ノ門ヒルズエリアにおける中核施設の一つとして、グローバルビジネスや社会のイノベーションに携わるビジネスパーソンやトレンドセッターが滞在・交流し、影響し合う拠点となることを目指す。
客室は、全205室。虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの1階の一部と11階から14階に入居となる。ホテル内には、エアポートラウンジを彷彿とさせるラウンジを備え、早朝到着する宿泊ゲストのためのシャワーブースやリラクゼーションルームを設置。
さらに、滞在中に利用できるオンライン・オフラインともに快適に会議が行えるミーティングルームや東京タワー・虎ノ門エリアを中心に市街を一望できる天井高6mあまりの開放的で広々としたワーキングスペースも用意する。
また、ミーティングや小規模のイベントをプライベートな空間で催すことができる特徴的なコンセプトの2層構造によるスイートも。1階部分にリビングルーム、ミーティングおよびダイニングスペース、キッチンがあり、2階部分にはベッドルームと浴室が完備されている。
ホテルのインテリアデザインは、日本で初めて内装デザインを手掛けるデンマークのインテリアデザイン事務所「スペース・コペンハーゲン(Space Copenhagen)」が担当している。
提供する料飲体験は、欧州のスターシェフで起業家のセルジオ・ハーマン氏が監修。ホテル1階の路面店となるレストランとカフェ&バーでは、ハーマン氏監修の高級でありながらカジュアルでモダンなヨーロピアン・テイストの美食を提供する。