簡単に結べる上に、用が済めばサッとほどける「ロープの結び方」を紹介した動画が話題になっています。投稿したのは、防災や生活に役立つ知識を発信している「警視庁警備部災害対策課」(@MPD_bousai)です。
紹介された「引き解き結び」の手順は3ステップ。まず、結びたい対象の下に「逆コの字」になるようロープをはわせます。そのときにロープの先端が「逆コの字」の下方に来るようにしてくださいね。続いて、上方のロープをつまんで「逆コの字」の中に通し、下方のロープを引っ張ります。最後に、引っ張っていた下方のロープを今度はそのまま輪に通して、上方のロープをギューッと引けば完成です。
以前ご紹介した「自在結び」はマスターしましたか?今回は「引き解き結び」をご紹介します。この結びを活用すれば、紐を簡単に結ぶことができ、魔法のようにサッと解くことができます!この結び方は、キャンプなどのアウトドアから災害時の避難所まで幅広く活用できます。是非練習をしてみてください。 pic.twitter.com/t9lFhDRtx8
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 12, 2023
アカウントによればこの結び方を活用すると、ロープを簡単に結ぶことができる上に“魔法のように”サッとほどくことができるとのこと。たしかにロープの先端を引っ張るだけでシュッとほどけている様子が見て取れます。ほどけやすいことがメリットの結び方ですから、重いものなどを厳重に縛る場合には使えませんが、引っ越しなんかにも便利そうです!
「これは勉強になる」と声がある一方…
ところがね、筆者は思うんですよ。Twitterでたまにバズってる「ロープの結び方」系の投稿。見た瞬間は「これは便利!」と感心するんですが、結局やらずに放置→そのまま失念→またバズって「これは便利!」を繰り返してしまうんですよね。ループものアニメか?
実際、投稿にも「簡単だし使いどころ多そう」「これは勉強になる」と称賛する声がある一方、「使うとき忘れてる」「いつも忘れるんだわ」と筆者と同じような感想の人が…。ということで、今回は筆者も実際に「引き解き結び」を練習してみることにしました。
練習すること10数分が経過…。けっこう結べるようになりました。ゴミ出しのときに雑誌や古紙はロープなどで結んで出さねばならない地域も多いと思うのですが、「引き解き結び」で雑誌類を結んでゴミ出しすれば、回収する人がロープをいちいち切る必要がないので良いかもしれません。
さらに練習していると、なんとロープのみで「引き解き結び」ができるようになりました。自分の才能が怖い。
覚えていればかなり便利に使える「ロープの結び方」ですが、実際にやってみなければなかなか身につきませんよね。皆さんもぜひ練習してみてください。