「Prime Video 新年発表会: Meet the Producers 2023」が25日、都内で行われ、TBSテレビ制作によるAmazon Original番組『風雲!たけし城』のプロデューサー・片山剛氏らが出席した。
『風雲! たけし城』は、1980年代にTBSで制作・放送され、空前のブームを巻き起こした視聴者参加型のアクション系バラエティ番組。毎回約100人の挑戦者たちが、難攻不落のたけし城を目指して、様々な仕掛けが施されたゲームに挑戦。泥だらけ、水浸しになりながらたけし城を目指す挑戦者たちの姿に世界中が湧いた。
そんな伝説的なバラエティ番組が34年ぶりにPrime Videoで蘇り、4月下旬より順次世界配信される。1300人以上の応募者から選ばれた300人以上の挑戦者たちが、難関ゲームに挑み、たけし城を目指す。
たけし城の攻略を目指す挑戦者たちを全力で応援するカリスマ的存在の攻撃隊長に、オリジナル版から続投となる谷隼人が決定。さらに令和版では、俳優としても活躍の場を広げている木村昴も新・攻撃隊長に任命された。攻撃隊長率いる300人以上の精鋭たちがたけし城に挑戦する。
TBSテレビ エグゼクティブプロデューサーの片山剛氏は、撮影を終えた心境を聞かれると「大変なものが撮れてしまった」と手応えを口に。「最初、あのオリジナルをちゃんと復活させられるのか、それを超えられるのかすごく心配、ドキドキしていたんですけど、毎日撮影のときに笑いが止まらなくて疲れてしまうぐらい楽しい撮影でした。非常に強い手応えを感じております」と語った。
また、「34年前の番組で、なんでいまさらと思われると思いますが、『たけし城』は世界中で今もなお配信や放送がされていまして、去年、某国でリメイク版が撮影され、今もなお生き続けているコンテンツです」と述べ、「SNSやネットの動画でも一般の方が主役になる、身近な人が主人公になれる時代ですから、そういった時代にまさにマッチしている」と今の時代に配信する意義を述べた。
さらに片山氏は、「オリジナル版で人気だった『竜神池』ですとか『ジブラルタル海峡』ですとか、そういうのもしっかり復活させました。かつ、初めて見るような新しいゲームもたくさん開発することができました」と予告して期待をあおった。
アマゾンジャパンの日本オリジナルコンテンツ製作責任者・早川敬之氏は、同番組の復活について「Prime Videoはサービス開始以来、視聴者の皆様からより斬新でより刺激的なバラエティ番組を作ってほしいという声を多数寄せられるようになりました。そんな中、日本が誇る唯一無二の素人参加型番組『風雲! たけし城』をお届けすることが我々がお客様に求められているミッションだと思いました」と説明していた。
なお、攻撃隊長を務める谷と木村も発表会に出席し、出演が決定したときの心境をそれぞれコメント。フォトセッションでは、「行けー!」とおなじみの掛け声を叫んで盛り上げた。