JR東日本は25日、「モバイルSuica」で中学生・高校生用通学定期券が3月18日から購入可能になると発表した。PASMO協議会とパスモも同日、中学生・高校生向けの「PASMO 通学定期券」が、3月18日からモバイルで購入可能になると発表した。
「モバイルSuica」での通学定期券は大学生用のみ対応していたが、新たに中学生・高校生用の通学定期券も取扱いを開始。これにより、より多くの学生利用者が駅に立ち寄ることなく通学定期券を購入可能になるという。ただし、満13歳未満は「ApplePay」の「Suica」を利用できず、小学生用や実習用の通学定期券は「モバイルSuica」での取扱いを行わない。
「モバイルSuica」で新規通学定期券を購入する際、これまでブラウザ用の会員メニューサイトから通学証明書などアップロードして予約していたが、今後は「モバイルSuica」アプリから申込み可能となり、新規通学定期券は予約から購入まで「モバイルSuica」アプリで操作が完結する。
「モバイルSuica」での通学定期券の購入・決済において、保護者らのクレジットカード情報を入力してもらうことにより、代理決済による手続き「ワンタイムクレカ決済」が可能に。なお、ワンタイムクレカ決済に関して、入力したクレジットカード情報をアプリ上に保持しない。「ワンタイムクレカ決済」は通学定期券の購入決済時と、「ApplePay」の「Suica」で記名式「Suica」を新規発行する場合の初回チャージにのみ利用できる。
モバイルの「PASMO」に関しても、アプリから申込みや購入が可能になるなど、「モバイルSuica」と同様の使い勝手となる。