ビー・エム・ダブリューはこのほど、「BMW M」専用モデルとなる「BMW XM」の販売を開始した。納車は2023年4月からを予定している。

  • Mハイ・パフォーマンス・モデル「BMW XM」発表

BMW XMは「BMW X」モデル初のM専用モデルであり、BMW Mモデル初のプラグインハイブリッド(PHEV)となる。

BMW M社が開発する高性能マシン「Mモデル」には、2つのカテゴリーがある。1つはサーキットでの走行を可能とした「Mハイ・パフォーマンス・モデル」、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた「Mパフォーマンス・モデル」だ。今回発表のBMW XMは、Mハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられる。

  • 「BMW X」モデル初のM専用モデルであり、「BMW M」モデル初のPHEVとなる

BMW XMは武骨なSUVとは明確に一線を画す、オンロード走行性能を高めたスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)という革新的なコンセプトとして誕生。同時に、サーキットでの本格的な走行を可能とする「BMW M1」以来の「BMW M」専用モデルでもある。

  • 「BMW M」史上最強パワーでサーキット走行を可能とするダイナミックなパフォーマンスを発揮

「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」をはじめとする最先端の運転支援システムを備えている。一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能なドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムであり、日本では同社が初めて国土交通省からの認可を取得した。

また、最新世代のコネクティビティ機能も搭載しており、「OK, BMW」と話し掛けることで車両の操作、目的地の設定などが可能。Apple CarPlayへの対応、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、利便性が大幅に向上している。

  • 高性能、高品質、高機能の全てを標準装備したフル・スペック&ワン・プライス設定

さらに、BMWデジタル・キー・プラスの標準装備により、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば車両のキーを持たずとも、車両に近づくだけでロック解除ができ、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能となる。

革新的な駆動システム・テクノロジー、独自の車両コンセプト、すべての人の目を惹きつける、非常に個性的なデザインを有し、新たな市場セグメントを開拓するXM。BMWラインアップの中で最上級かつ最強のモデルのひとつでもあり、装備面においても最高レベルとすることで、ワン・プライスの価格設定としている。メーカー希望小売価格は2,130万円。