スキンケアの中でも導入部分に当たる化粧水。なぜ必要なのかはご存知でしょうか?
また、化粧水にもさまざまな種類があるので、どれを使えば良いかわからないという人も多いですよね。
この記事では、化粧水の肌への効果や選び方、使い方などをご紹介します。化粧水の正しい使い方を知ることで、化粧水の肌への効果を最大限に発揮しましょう
化粧水の効果・役割は?
何気なく使っている化粧水ですがなぜ必要なのかご存知でしょうか? 化粧水は、肌を守るために非常に重要な役割を持つスキンケアアイテムです。なぜ、化粧水が肌に必要なのか、その役割もあわせてご紹介します。
肌への水分補給
化粧水の主な役割・効果は、水分を補い肌を保湿することです。
洗顔後に化粧水で保湿をしないと、肌が乾燥し、肌のバリア機能の低下や皮脂の過剰分泌などさまざまなトラブルが起こる可能性があります。
また化粧水には、あとに使う美容液の浸透や効果を高めるといった役割もあります。
化粧水の代表的成分と効果
ここでは、化粧水の代表的な成分とその効果をご紹介します。
グリセリン
多価アルコールの一つで、高い保湿効果や、肌にうるおいを与えるエモリエント効果があります。体にもともと存在する成分なので、肌への刺激も少ないです。化粧水にとろみを出す効果もあります。エタノール
アルコールのことを指し、肌を引き締めたり、皮脂の過剰分泌を抑えたりする効果があります。拭き取り化粧水や収れん化粧水に配合されることが多いです。さっぱりと清涼感のある使い心地になります。ヒアルロン酸
多くの化粧品に配合されている、天然保湿成分の一つです。肌の真皮層に存在し、肌のハリを支える働きをします。高い保湿効果があり、ヒアルロン酸1gで6Lの水を抱え込むともいわれています。
化粧水と美容液・乳液の効果の違いって?
化粧水で肌に水分を補給しても、ふたをしなければ蒸発してしまいます。乳液は、油分を含んでいるため、肌にふたをして水分を封じ込める効果があります。
さらに、エイジングケアやシミ対策などには、化粧水や乳液だけでは足りない美容成分を多く配合している美容液を使用することで、悩みにアプローチができます。
化粧水の種類
化粧水の主な役割・効果は、肌にうるおいを与えることだとご紹介しました。しかし化粧水の種類によっては、うるおいを与える以外の効果があるものも。
ここでは、化粧水の種類とそれぞれの効果をご紹介します。
保湿化粧水
保湿化粧水は、スキンケアの最初に使うことで肌に水分を補給し、うるおいを与える化粧水です。化粧水といえば、この保湿化粧水を意味することが多く、店頭にもさまざまな種類が並んでいます。
拭き取り化粧水
拭き取り化粧水には、肌にうるおいを与える効果と肌の汚れを落とす効果があります。クレンジングや洗顔で落としきれなかった、メイク汚れ、皮脂や角栓などをオフして、より清潔な肌に整えてくれます。
使い方は簡単で、洗顔後、コットンに拭き取り化粧水を適度に浸透させ、肌をやさしく拭き取るだけです。
収れん化粧水
収れん化粧水は、肌の引き締めや皮脂を抑える効果がある化粧水です。肌に水分を与えながら皮脂を抑えて肌を引き締めてくれるので、脂性肌の人におすすめの化粧水です。
化粧水の選び方
化粧水と一言でいっても、数えきれないほどの化粧水が販売されており、値段や効果もそれぞれ異なるので、どれを選べばいいか悩んでしまう方も多いですよね。
ここでは、化粧水の選び方をご紹介します。
肌質にあわせて選ぶ
「SNSの口コミを見て化粧水を買ったのに効果を実感できない」という経験がある人もいるのではないでしょうか?
人気がある化粧水でも、自分の肌質にあっていないものだと効果を実感できないこともよくあります。
自分の肌は乾燥肌なのか、脂性肌や普通肌、混合肌か敏感肌なのかなど、自分の肌質を知り、それに適したものを選ぶことで自分にあったものを選びやすくなります。
目的にあわせて選ぶ
肌質以外に、使用目的にあわせて選ぶことも重要です。例えば、エイジングケアに重きを置いている場合は、エイジングケアに関連した成分が配合されている商品を選ぶことで、自分の求めている効果を実感しやすくなります。
また、ベタベタしたくないという人は、さっぱりとした質感の商品を選ぶなど、自分が求めている質感の商品を選ぶこともポイントです。
化粧水の効果的な使い方
化粧水を使用する際、適当につけていませんか? 化粧水の効果を最大限発揮するには、正しい方法で使用することが重要です。ここでは、正しい使い方をご紹介します。
洗顔後に使う
化粧水は洗顔後に使用します。
肌に余分な皮脂や汚れが残っていると、化粧水をつけたところで効果が半減してしまうので、まずはクレンジングと洗顔料でメイクや付着している汚れを綺麗に落としましょう。 クレンジングと洗顔が終わったら、時間をおかずにすぐに化粧水をつけることがポイント。洗顔後の肌は乾燥しやすいので、放っておくと肌のうるおいがどんどん逃げてしまいます。洗顔後は、すぐに化粧水で肌にうるおい補給をすることが大切です。
コットンを使用する場合はゴシゴシこすらない
コットンを使用して化粧水をつける場合は、ゴシゴシこすらず、やさしくすべらすようにしましょう。
まず化粧水をコットンに適量出します。化粧水で湿らせたコットンを、肌に摩擦や刺激を与えないように、肌にやさしくすべらせます。顔全体にコットンで化粧水をつけたら、手でやさしく肌をおさえ、化粧水を肌に浸透させましょう。
手でつける場合はやさしく包み込むように
手で化粧水をつける場合は、肌をやさしく包み込むようにして、顔全体を保湿しましょう。化粧水を軽く手になじませたら、手のひら全体を使って、肌を包み込むようにやさしくつけていきます。
このとき、フェイスラインや首元、鎖骨などのデコルテラインにも化粧水をなじませましょう。
化粧水を使うときの注意点
化粧水を使用するときに、いくつか注意しておくべきことがあります。化粧水の効果を十分に発揮するためにも、次にご紹介することに気をつけて使用しましょう。
化粧水のあとは乳液も忘れずに
化粧水は、ご紹介した通り肌の保湿が主な役割・効果です。しかし、一度補給した水分を肌にとどめておく効果は薄く、化粧水のみの使用だと水分が蒸発し肌が乾燥します。
キメの整った健康的で美しい肌を作るには、化粧水で保湿を行ったあとに、悩みに応じた美容液を塗り、最後に乳液やクリームなどで肌にふたをする必要があります。
化粧水をつけたあとは、忘れずに乳液やクリームも使用しましょう。
適量を使用する
もったいないからと少量の化粧水を塗ったり、うるおいを与えたいからと大量に使用したりすると、化粧水の効果を最大限発揮できません。商品のパッケージに書いてある量を目安に、適切な量を使用しましょう。
たたいたりこすったりしない
肌は摩擦や刺激などに弱いため、化粧水をつける際はやさしく浸透させるように手でなじませましょう。
たたいたりこすったりするのは、肌への摩擦が起こり刺激を与えてしまうのでNGです。
化粧水は正しい使い方で効果を最大限に
今回は、化粧水の効果や使用方法についてご紹介しました。化粧水の役割や重要性を知らなかったという人も、意外と多いのではないでしょうか?
化粧水は、肌のうるおいを保つために非常に重要なアイテムです。選び方や使用方法などぜひご参考にしてみてください。