JR東日本、JR北海道、JR西日本は24日、3社の連携により提供しているサービス「新幹線オフィス車両」について、3月20日から「TRAIN DESK」にリニューアルすると発表した。
2021年11月22日から提供している「新幹線オフィス車両」は、ワーク&スタディ優先車両として、座席でのウェブ会議や通話が可能となっており、東北・北海道新幹線と上越・北陸新幹線の8号車でサービスを提供している。
リニューアル後の「TRAIN DESK」では、設定する全列車で一般の普通車指定席と区別して購入できるようにするほか、設定号車を変更。東北・北海道新幹線は7号車、上越・北陸新幹線は9号車を「TRAIN DESK」として使用する。座席でのウェブ会議や通話も可能な、車内で仕事・勉強等を行いたい利用者優先の普通車指定席であり、仕事に限らず移動時間を「自分時間」として過ごしたい乗客におすすめだという。
「新幹線オフィス車両」では、東北・北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」を除き、8号車を利用する際に指定席特急券は必要なかったが、「TRAIN DESK」は全席指定席となるため、あらかじめ「TRAIN DESK」の指定席特急券が必要に(一部区間において特定特急券・自由席特急券・新幹線定期券で利用可能)。普通車指定席と同額で販売され、追加料金は必要ない。
サービス開始日は3月20日とされ、指定席特急券は2月20日10時から販売開始。平日のみの実施であり、土休日と最繁忙期(ゴールデンウィーク期間の4月27日から5月6日まで。お盆期間の8月10~19日。年末年始期間の12月28日から1月6日まで)を除く。
対象列車は東北・北海道新幹線と上越・北陸新幹線の普通車指定席のある列車(3月20日以降、普通車指定席のない列車は対象外。「こまち」「つばさ」「つるぎ」は除く)。東北・北海道新幹線は7号車、上越・北陸新幹線は9号車を対象車両とする。なお、これまで「新幹線オフィス車両」としていた8号車はワーク&スタディ優先車両ではなくなるとのこと。