米NVIDAが現地時間1月12日、ライブ配信やビデオ会議などで使えるツール「NVIDIA Broadcast」のバージョン1.4を公開した。動画に映った人物の目線をAI処理で常にカメラ目線に維持できる「アイコンタクト機能」が利用できるようになり、動画のデジタル改変が劇的に進化してしまいそうなことから、ネットで「何も信じられなくなりそう」と注目を集まっている。

「あなた今、私のこと見てましたよね?」『いえ、見てませんよ?』「絶対見てました! これ証拠です!」『ええええぇぇぇぇー』みたいなことに?

この新機能は「Eye Contact」と呼ばれるもので、AIを使いリアルタイムで映像を調整し、カメラ目線であるかのように補正してくれる機能だ。デモ動画では、ユーザーの目線がカメラから逸れている場合、目の色や瞬きなどは変えずに、目線だけを自然に調整しているのが分かる。例えば、Web会議や、ライブ配信などで、メモを取ったり、台本を読んだり、コメントを読んだりする際に重宝しそうだ。

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    「Eye Contact」機能のオンオフ比較。自然なカメラ目線に補正している

同社は、この新機能を数百の目の色に最適化する必要があり、現時点ではベータ版として提供しているという。

このほか最新のアップデートでは、Instagramなどで見られる四隅を暗くし、レトロな雰囲気を演出する「Vignette」エフェクトが新たに追加された。背景ぼかしエフェクトと組み合わせるて、おしゃれな雰囲気を醸し出すことができるという。

ネット上では「何も信じられなくなりそう」「技巧工作でやばいこの頃・・・何が真実か分からなくなる時代へ」「すでに映像に証拠能力はないって攻殻機動隊で言ってたのが現実にw」「色々と未来になってるんですねえ」などの声が寄せられた。