ハイセンスジャパンは1月23日、プロ野球・横浜DeNAベイスターズのユニフォームスポンサーとして2023年シーズンより就任すると発表。「横浜応援に、ハイセンス参戦」をキーメッセージとして掲げ、シーズンを通して大画面テレビを軸に、さまざまなプロジェクトを企画していくことを明らかにした。

  • プロ野球・横浜DeNAベイスターズのユニフォームスポンサーとして2023年シーズンから就任するハイセンスジャパン。同社の磯辺浩孝副社長(中央右)が、チームを代表してベイスターズの三浦大輔監督(中央左)に、75型の大画面4K液晶テレビを寄贈した。左端が山﨑康晃選手、右端は京田陽太選手

  • キーメッセージは「横浜応援に、ハイセンス参戦」。ハイセンスのマーケティング部ブランドマネージャーを務める家倉宏太郎氏(左)が、「シーズンを通して大画面テレビを軸に、さまざまなプロジェクトを企画していく」と意気込みを語った

同日、横浜DeNAベイスターズが市内の映画館「横浜ブルク13」にファンを招いて開催した、「新ホームユニフォーム&2023年シーズンスローガン発表会」において明らかになったもの。ハイセンスジャパンの磯辺浩孝副社長も会場に駆けつけ、「今年は優勝をめざして、一丸となって戦っていけるように感じた」とコメント。75型のハイセンス製4K液晶テレビを、チームを代表して三浦大輔監督に寄贈した。

イベントの中で披露された新しいユニフォームの左袖に注目すると、ハイセンスのロゴが新たに加わっていることが分かる。

  • ベイスターズの新ホームユニフォームの左袖に、ハイセンスのブランドロゴをあしらっている。ハイセンスの印象について司会者にたずねられた京田選手は「有名な家電メーカーですよね」と応じつつ、観客にロゴが見えるよう袖を伸ばしていた

  • ベイスターズのマスコットキャラクター、DB.スターマンが着用する新ユニフォームの左袖にも、ハイセンスのブランドロゴが見える

2015年以来のデザイン変更となる、横浜DeNAベイスターズの新ホームユニフォームは「過去の歴史や伝統を継承し、さらなる進化を遂げていきたい」という思いを込めて製作。2023年シーズンもチームとファンの一体感を強化すべく、「これまでのユニフォームの象徴的なストライプを集約し、頂点をめざす一本の道“YOKOHAMA STRIPE”」をあしらっている。5本の線には、選手それぞれの個性が結束し、同じ一本の道へ進んでいくことを同時に表現しているとのこと。

また、イベントの中では、三浦監督が自ら考案したという、2023年のシーズンスローガン『横浜頂戦』に触れるひと幕もあった。

  • ベイスターズの新スローガン「横浜頂戦」を掲げる三浦監督。なお、左端はDB.スターマンの相方であるDB.キララで、ユニフォームは色違いながらも左袖にハイセンスロゴがしっかり入っていた

昨シーズン(2022年シーズン)は『横浜反撃』というスローガンを掲げて戦い、セ・リーグ2位という成績を残した横浜DeNAベイスターズだが、三浦監督は「昨年届かなかった頂きに、今年は挑戦するという意味を込めている」と今シーズンのスローガンについて説明。「頂点にたどり着けるよう、戦っていく」とも語り、チームとファンの悲願である、1998年以来の優勝をめざす決意を改めて表明した。

  • 山﨑選手の新しいユニフォームの左肩に、キャプテンマークを貼り付ける三浦監督

  • 笑顔でアイコンタクトをとる三浦監督と山﨑選手

  • 記者会見に登壇した山﨑選手(背番号19)と、京田選手(同98)が並んで背を向け、「1998」の数字を並べてみせる演出にファンが沸いた

総合家電メーカーのハイセンスグループは1969年に誕生し、現在は160以上の国と地域で家電製品を販売。全世界で約10万人の従業員を抱え、世界中55カ国に販売法人を有するグローバルカンパニーとして展開している。日本法人のハイセンスジャパンは神奈川・川崎市に本拠を構えており、今回の取り組みについて「同じ地元企業として、地域の発展にも貢献する」とアピールしている。

ハイセンスはこれまでスポーツ協賛を通じたマーケティング戦略を継続してきており、2022年には“キングカズ”(三浦知良選手)をカタールW杯プロジェクトアンバサダーとして起用するなど、FIFAワールドカップの公式スポンサーとしても知られている。

同社は今回のベイスターズ公式スポンサー就任にあたり、「横浜DeNAベイスターズは、2022年シーズンは惜しくも優勝を逃したものの、セ・リーグ2位という輝かしい実績を残した。ハイセンスジャパンは、家電販売会社として日本参入から12年という若い企業。横浜DeNAベイスターズは2022セ・リーグ2位として、ハイセンスはテレビの台数シェア世界第2位(※OMDIA調べ)として、ともに頂点をめざす」とコメントしている。

なお、今回の発表会にはベイスターズファンの観客約400人が招かれており、会場ではユニフォームの袖にハイセンスのブランドロゴ、三浦監督・山崎賢人選手の背番号と直筆サインが入ったレプリカユニフォームが抽選で当たるプレゼント企画を実施。さらに報道陣による記念撮影も行われた。

  • レプリカユニフォームの抽選プレゼント大会で、当選者の番号を読み上げる京田選手

  • 横浜ブルク13のシアター1を埋め尽くすファンと三浦監督ら3人が一緒になって記念撮影