象印マホービンは1月20日、「ひとり暮らし20代の自炊と料理に関する調査」の結果を発表した。調査は2022年12月6日~9日、20~29歳のひとり暮らし世帯の男女300名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、ひとり暮らしをしている20代の調理頻度について、朝食は「月に数回程度~全く調理しない」人が50%という結果に。理由を聞くと、「仕事・学校が忙しく調理時間が確保できない」(42.6%)、「インスタント食品で済ませている」(22.1%)、「料理が苦手」(16.2%)が上位に。一方で、夕食時に「ほぼ毎日~週1回程度は調理している」と回答した人の割合は約80%にのぼり、朝と夜で大きく偏りがあることがわかった。
続いて、結婚後の料理の準備・片付けの価値観について聞いたところ、83.3%が「二人で均等に分担すべき」と回答。10年前の調査(34%)から意識が大きく変化していることが明らかに。
また、10年前は「結婚後は女性が家事をすべき」と回答した人は約65%だったが、今回は13%に留まり、「お互い同じように仕事をしていれば、お互い同じように時間があるので平等にやるべき」「現在の価値観で考えると均等がいいと思う。昔のように『女性は家事』、『男性は仕事』という価値観は古い」「男性、女性に関わらず人として分担してやることで良好な関係を築くことができると思う」といった意見が。現代では、お互いの仕事やライフスタイルなどの環境に合わせて柔軟に分担することが、新たな価値観として定着してきていることがうかがえた。
次に、持っているキッチン家電を教えてもらったところ、「電子レンジ」(78%)、「炊飯ジャー」(62.7%)、「電気ケトル」(53%)がTOP3にランクイン。これらの調理家電を購入する際に重視するポイントについて聞くと、「料理が時短になる」(24.7%)、「製品価格が安い」(19.0%)、「手入れがしやすい」(18.7%)が上位となり、ひとり暮らし世帯の20代は「調理の効率化」と「製品価格」の2軸を重視して家電選びをしているよう。
また、炊飯ジャーのサイズ(容量)を尋ねると、「3~4合炊き」が58%で最多。1回あたりの炊飯量については「2合」(36.7%)と回答した人が最も多く、約95%が「0.5~3合」と、比較的少量で炊飯を行う人が大半を占めた。