エイチームフィナジーは、「お金の不安を解消する」メディア「ナビナビ保険」にて、15歳以上75歳未満の男女を対象に「推し活にかけるお金と節約に関する意識調査」を実施した。
同調査は2022年12月21日〜12月23日、全国のジャンルを問わずなんらかの推しがいる15歳以上75歳未満の男女444名を対象に、インターネット調査にて実施。調査委託先は、ジャストシステム(Fastask)だった。
近年、当たり前の文化として根付きつつある「推し活」。ライブへの参加やグッズの購入など、その活動として挙げられる内容は多数あるが、ある一定の活動資金が必要なものがほとんどだ。
今回の調査では、いわゆる「推し活」を行っている人に対し、どれくらいの金額を推し活に割いているのか、推し活への熱量と資金額の相関性、またどのようにして推し活の費用を確保しているのかなどを調査し、推し活にかけるお金と節約に関する意識を明らかにした。
「あなたの推しはいくつありますか?」と質問したところ、最も多かった回答は「1つ」の25.2%でした。一方で、「10つ以上」と回答した人が12.2%で、多くの推しを抱える人が多いことがわかった。
「あなたの推しのジャンルを教えてください」という質問では、「アニメ・漫画」が1位の41.2%という結果となった。2位は「アーティスト」で36.5%、3位は「アイドル」の35.8%になっている。
「キャラクター」を推すという人は意外にも6位の20.3%で、特定のキャラクターというよりも、「自分はこの漫画・アニメが好きだ」といったコンテンツ全般を推している人が多いことがわかった。
「1カ月あたりのあなたが推し活に使う平均金額を教えてください」と聞くと、7割を超える(72.8%)人が5,000円未満であることがわかった。さらに、全体の約3人に1人(32.9%)が「お金はかけていない」と回答し、お金をかけずに推し活をしている人も多いことが明らかとなった。
また、「あなたは推し活による出費を負担に感じていますか?」と質問したところ、「非常に負担に感じている」と回答した人が12%、「どちらかというと負担に感じている」と回答した人が28.9%という結果に。約4割の人が推し活による出費を負担に感じていることが判明した。
一方、「どちらかというと負担には感じていない」と回答した人は28.2%、「負担には感じていない」と回答した人が29.2%という結果になった。
半数を超える人が負担にならない程度で推し活を楽しんでいることがわかった。出費を負担に感じている人は、自分が何にお金を使っているのかを把握することや、衝動的に推し活にお金を使いすぎないことがおすすめだ。
「あなたは推し活のための費用を節約するために、工夫していることはありますか?」という質問では、約4割(39.4%)の人が「月に使っていい金額の上限を設定している」と回答した。
また、具体的な節約方法では、「遠征の際の宿泊費や交通費を抑える」が25.7%、「極力おうちでできる推し活をしている」が19%、「グッズをできる限り自主制作する」が15.1%という結果になった。一方で、「特に工夫していることは無い」と回答した人も約3割(29.9%)いた。
さらに、「推し活にかける費用を捻出するために他の何かを節約していますか?」という質問では、約4割(39.4%)の人が「節約しているものはない」と回答した一方で、食費(27.1%)や交通費・水道光熱費などの生活費を節約していることが判明した。
「推し活の中で何に一番お金をかけていますか?」という質問では、「グッズ費」にかけているという回答が40.5%と最も多く、続いて「イベント費」が20.4%という結果になった。
さらに、「推し活に金額をかければかけるほど推し活は充実すると思いますか?」という質問では、「グッズ費」や「プレゼント費」「広告費」「投げ銭費」に使用している人は「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人が多かった。
その一方で、「ファンクラブ費」「オフ会費」「コスプレ費」など、特定のコミュニティを中心に推し活の費用を使用している人は「そう思わない」と回答する傾向があることがわかった。
今回の調査では、「推し活」の出費をやや負担に感じる方も見えましたが、それぞれが「推し活」を工夫しながら、生活をより楽しく、豊かにしている様子を垣間見ることができた。
同社では、「推し活の費用の捻出に向けて、今一度『お金』について見直す機会となれば幸いです」とコメントしている。