嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で酒井忠次を演じている大森南朋が、役作りについて語った。
第62作大河ドラマとなる本作は、江戸幕府を開いた徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、『ALWAYS 三丁目の夕日』、『リーガル・ハイ』、『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手がける。
家臣団のリーダー・酒井忠次を演じる大森は、「古沢さんの脚本はテンポ感もいいですし、僕も非常に面白く読ませていただきました。そこに遜色ないお芝居をできるよう、日々頑張っています」と語る。
そして、「酒井忠次を演じるにあたっては、『兄貴分っぽくやるぞ』と自分の偏った考えで構築して演じると、群像劇でのバランスが崩れると思いますので。“劇団家臣団”みたいなものですから。バランスをとって、出るところは出る、引くところは引く。(家臣団は)全員これにつきると思います(笑)」と述べ、「酒井忠次は、人間っぽくていいなと思います。家臣団や殿とどういう距離感でいたのかという中で、忠次の人柄がにじみ出せたらいいですね。戦国時代も、笑いあり、泣きもあり、踊りもありで皆生きていたはずなので。そこを素直に演じていこうと思います」と役作りについて明かす。
忠次は宴会芸“えびすくい”が特技だが、「踊りでいうと、えびすくいは難しかったです。今でも難しいですし、今やってみろと言われて急にフルで出来るかというのも不安になるくらい。でも1年間あるので、来年の今頃には上手に踊れるかな(笑)」と大森。「伝統芸能ではなく、あくまで“宴会芸”なので、そこを加味して頂いて、視聴者の皆さんには優しい目でご覧いただきたいですね」と話している。
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