嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で戦国最強武将の一人・本多忠勝を演じている山田裕貴が、これまでの出演シーンについて語った。

  • 本多忠勝役の山田裕貴

山田は、第1回で大高城から逃げ出した元康(松本)を忠勝(山田)が連れ戻すシーンについて、「『恥ずかしくないのか』と殿に言える男の子ってどういう人なんだろうというところから、忠勝の人物像を考えました。あそこに忠勝の全てが詰まっていたのだと思います」と振り返る。

そして第2回、大樹寺で殿が腹を切ろうとするシーンについて、「特に忠勝の思いが分かるシーンでした。殿は決めきらないし、この武士の世で、なにを優柔不断にナヨナヨしてるんだろうと。その姿を見ていると忠勝として腹が立ってくるんですよね。『俺の家系は家族代々、じいちゃんも父さんもお前のことを守ってきたのに、何しようとしてるんだ』っていう。だから(元康は)こんなところで終わって良い男じゃないし、『多くの人があなたに命をかけているんだ』と。そこを分かって欲しい思いでした」と忠勝の思いを語る。

さらに、「あのシーンは自分でも涙するとは思っていませんでしたが、思いを魂にどんどん背負い込んでいったら、結果的に自然と涙が出たという感覚です。セリフで書かれていることも勿論思っているんですけど、それだけではない何かがついてきた感じはあります」と明かし、「これからも様々なキャラクターが物語を盛り上げていきますし、もちろん戦国最強の武将・本多平八郎忠勝として、僕も盛り上げて行けたらと思います。今後もぜひ、殿の“どうする”を見守ってください」と呼びかけている。

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