セイコー「クレドール」、夜空にきらめく儚い流星を描いた限定モデル

セイコーウオッチの「クレドール」ブランドから、「Art Piece Collection（アートピースコレクション）」の新作となる限定モデルが登場する。発売は2月10日、限定本数は60本、価格は165万円。

＜クレドール＞アートピースコレクション螺鈿ダイヤル限定モデル（GCBY997）

「流星螺鈿」（りゅうせいらでん）をデザインテーマとして、漆塗りのダイヤルに螺鈿細工を施した。漆芸家・田村一舟氏が手がけ、漆黒の夜空に無数の星が流れる情景をダイヤルに描いている。

ダイヤル上で放射状に輝く流星群は、螺鈿（貝かざり）に用いる貝に特有の鮮やかな色合い。時目盛り（インデックス）には白蝶貝を、流星の儚いきらめきには夜光貝を用いた。幅0.2mmという貝を、先端の加工技術と手業（てわざ）によって、極細にカットしている。

螺鈿（貝かざり）によって、夜空にきらめいては消える流星の儚い輝きを表現した

ケース素材はステンレススチール、ケースサイズは外径37×厚さ6.5mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、ストラップ素材はクロコダイル、防水性能は日常生活用防水。

手巻き式の機械式ムーブメント「キャリバー 6890」は、クレドール専用のムーブメントとなり、熟練の時計師によって生み出される。パワーリザーブは約37時間。機械式ながら厚さがわずか1.98mmというムーブメントによって、時計本体も6.5mmという薄さを実現している。100分の1mm単位の精度が求められるこのムーブメントは、1人の熟練時計師でも1日に1個～2個しか組み立てられないという。