俳優の中尾明慶が、21日に放送されたラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送/毎週土曜22:30~23:00)にゲスト出演。“芸能界引退”を考えるも、俳優・堤真一の一言に救われたというエピソードを明かした。
この日の放送で、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔に、「芸能界をやめようと思ったことはあるの?」と聞かれた中尾は、「やめようかなと思ったこと、ありますね」と吐露。「高校2年か3年のときに、『セーラー服と機関銃』という作品をやってて、長澤まさみさんと堤真一さんとご一緒してて」と振り返り、「そのちょっと前ぐらいに、めちゃくちゃ厳しい監督に当たって、“もうダメだ”って」「地元の友達とか見たら、バイトして、ワーキャーやってて。俺は、大人の人にめちゃくちゃ怒られて、泣きながら帰って……。“もう無理だ”と思って」と、当時を回顧した。
母親にも、「芸能界をやめたい」と話し、『セーラー服と機関銃』の撮了後に、引退の意向を所属事務所に伝えるつもりだったという中尾。ところが、クランクアップ当日に、堤から、「めちゃくちゃお前の芝居よかったぞ! 素敵だったぞ!」と声をかけられたそうで、「その一言で、本当にすごい救われて」と述懐。「それまで結構ダメ出しされて、『ダメだ! 下手だ!』って言われまくって。堤さんが、大先輩が褒めてくれて、“もう少しやってみようかな”と思えた」と、引退を思いとどまったことを打ち明け、「堤さんは覚えてらっしゃらないと思うけど、あの一言は本当に救われた」と感謝していた。
また、中尾は、妻で女優・仲里依紗との関係性についても、「あまり仕事の話を家でしない」「この現場がどうだとか、そういった話はほとんどしない」と明かしながら、「たまにセリフを覚えなきゃってときに、セリフ合わせをお互いにするぐらいのことはある」と告白。藤ヶ谷に、「夫婦ともに俳優でよかったこと」を聞かれると、「基本的に全部分かるじゃないですか。時間のこととかも。普通に一般企業に勤めてる方だったら、『夜9時終わりが、なんで朝5時終わりになるの?』って、理解ができないと思うんですよ。『どっかで遊んでんじゃないの?』って思うけど、そういうのはお互いに多かれ少なかれ経験してるし、“大変な現場なんだね”って理解はできるから」と話していた。
なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。