ディリゲントは、ニュージーランド・Seratoが提供するビートメイキングソフト「Serato Studio」の最新版となるV.2をリリースした。オーディオソースをボーカル、メロディ、ベース、その他楽器に分離できる新機能「Serato Stems」を搭載している。価格は通常版が35,200円、12カ月のサブスクリプション版が13,970円。
「Serato Studio」の最新版となるV.2では、ボタンをクリックするだけでオーディオソースをボーカル、メロディ、ベース、その他楽器に分離できる新機能「Serato Stems」を搭載。リアルタイム音声分離がSample DeckとAudio Deckの両方で利用できる。Sample/Ausdio Deckの波形がStemの状態を動的に反映し更新する仕様で、Stemsを使用するプロジェクトを保存すると、ディスク上のオリジナルオーディオの場所の隣にSerato Stemファイルを保存するようになっている。作成したStemsは、Shift+ソロにしたいStemsボタンをクリックすることでソロモードに変更される。
ソーシャルメディア上でプロデューサー向けのビジュアルを作成するために設計された無償のオーディオビジュアルコンテンツツール「Serato Visualizer(ベータ版)」も新搭載。メイン画面の「Export」ボタンあるいは、visualizer.serato.comからアクセスできる。
また、Serato Studioフルバージョンの1カ月無料パスを友人に贈れる「Guest Pass」では、友人2人が引き換えると、返礼としてに1カ月無料パスを受け取れる。Guest Passへのアクセスは、Serato Studioウェルカムスクリーンや、Seratoアカウント(account.serato.com)内の「Rewards」メニューから実行できる。
必要最低限のシステムは以下の通り。
- Mac:2017年以降のIntel Core i5またはApple M1/M2以上)、macOS 11 Big Sur以降
- Windows:第6世代Intel Core i5またはAMD Ryzen 5 3000シリーズ以上(AVX必須)、Windows 10/11
共通の動作環境は、15GB以上のローカルディスク空き容量(SSD)と8GB以上のメモリ。
なお、V.2のリリースに伴い、14日間の無料トライアルはすべてリセットされている。既に14日間のトライアルを使い切っていた場合でも新たに試用版を利用できる。