大井川鐵道は、大井川上流部にある畑薙第一ダム(通常非公開)の特別見学と、井川線の完全乗車をセットにしたツアーを3月10・18日に実施すると発表した。「中部電力×大井川鐵道特別企画 畑薙第一ダム運転開始60周年特別見学と南アルプスあぷとライン全線乗車」と題し、2日間ともそれぞれ日帰りで行う。
当日は、25.5kmを約1時間50分かけて走る井川線(南アルプスあぷとライン)の列車に乗車。のんびり走る列車から、国内唯一のアプト式鉄道、鉄道として日本一の急勾配、河床からの高さ日本一の「関の沢橋梁」といった日本一・国内唯一を楽しむ。
畑薙第一ダムでは、中部電力静岡水力センターの協力を得て、参加者限定でダム内部を見学。中空重力式コンクリートダムとしては日本一の高さを誇る畑薙第一ダムのえん堤は空洞になっており、その中に発電所が存在するという。放流水は建屋上を流れるように設計され、山間部の狭い地形を有効に使った「珍しく、美しい光景」が楽しめる。昼食は畑薙第二ダム近くの白樺荘にて、「畑薙ダムカレー」を味わう。
旅行代金は大人1万6,800円・こども1万4,800円。各日35名を募集する。大鉄アドバンスツアー専用サイトの受付フォームにて申込みを受け付ける。
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