JR東日本は、春の期間(2023年3~6月)に運転する臨時列車について発表した。釜石線花巻~釜石間で運転される「SL銀河」に関して、2023年6月3・4日をもって定期運行を終了し、6月10・11日に旅行商品専用の列車を運行予定であることが明らかにされた。

  • 釜石線を走る「SL銀河」。6月に最終運行を迎えることとなった

「SL銀河」は蒸気機関車C58形239号機と旅客車(キハ141系)4両の編成で、観光面からの復興支援と地域の活性化をめざし、2014年4月から運行開始。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を代表的なテーマとして列車全体をプロデュースし、東北の「文化・自然・風景」を感じられる列車として運行されてきたが、旅客車の老朽化にともない2023年春をもって運行終了と発表されていた。

下りは花巻駅10時36分発・釜石駅15時10分着で運転され、今春の運転日は3月25日と4月1・8・15・22・29日、5月3・6・13・20・27日、6月3・10日。上りは釜石駅9時57分発・花巻駅15時19分着で運転されされ、今春の運転日は3月26日と4月2・9・16・23・30日、5月4・7・14・21・28日、6月4・11日となる。下りは6月3日、上りは6月4日をもって定期運行を終了し、翌週の最終運行(下りは6月10日、上りは6月11日)は旅行商品専用の団体臨時列車として運行される。

最終運行の旅行商品に関して、詳細は決まり次第、改めて発表するとのこと。なお、運行終了まで、引き続き「SL銀河」を活用したさまざまなイベントも計画し、盛り上げるとしている。