JR東日本水戸支社は、春の期間(2023年3~6月)に運転する臨時列車の概要を発表した。今春もE653系7両編成を使用した臨時列車が多数設定され、八王子駅や蘇我駅などから水戸・勝田方面へ、新規設定の臨時特急列車も運転される。

  • 今春も「国鉄色」E653系7両編成による臨時特急列車が多数設定される

現在、水戸支社管内を中心に活躍するE653系(勝田車両センター所属)は、かつて特急「ひたち」などに使用された485系の塗色イメージを施した「国鉄色」の編成となって活躍中。今春も多くの臨時特急列車に使用される。3月に「水戸偕楽園大宮号」「水戸偕楽園八王子号」「水戸偕楽園蘇我号」を新規設定するほか、4~5月に運転予定の「青の絶景ネモフィラ号」も、新たに蘇我駅・八王子駅・大船駅からの列車を設定する。

「水戸偕楽園大宮号」は3月4・5日に大宮駅8時16分発・偕楽園駅10時0分着・勝田駅10時9分着、勝田駅13時54分発・大宮駅15時55分着で運転。「水戸偕楽園八王子号」は3月11・12日に八王子駅7時40分発・偕楽園駅10時0分着・勝田駅10時9分着、勝田駅16時24分発・八王子駅18時39分着で運転される。「水戸偕楽園蘇我号」は3月18・19日に蘇我駅8時33分発・偕楽園駅10時26分発・勝田駅10時37分着、勝田駅15時54分発・蘇我駅17時57分着で運転。いずれも日本三名園「偕楽園」の梅が見頃を迎える時期、各方面から乗換えなしで偕楽園駅まで乗車可能な特急列車となる。

「青の絶景ネモフィラ号」は、国営ひたち海浜公園のネモフィラが見頃を迎える時期に設定される臨時特急列車。新規設定となる蘇我駅からの列車は4月15・16日に運転され、「青の絶景ネモフィラ1号」は蘇我駅8時15分発・勝田駅10時16分着、「青の絶景ネモフィラ2号」は勝田駅16時24分発・蘇我駅18時24分着となる。八王子駅からの列車は4月22・23日に運転され、「青の絶景ネモフィラ3号」は八王子駅7時50分発・勝田駅10時16分着、「青の絶景ネモフィラ4号」は勝田駅16時7分発・八王子駅18時33分着。大船駅からの列車は4月29・30日に運転され、「青の絶景ネモフィラ5号」は大船駅8時15分発・勝田駅10時26分着、「青の絶景ネモフィラ6号」は勝田駅16時24分発・大船駅18時27分着となる。5月3・4日に大宮駅発着「青の絶景ネモフィラ7・8号」の運転も予定している。

他にもE653系7両編成による臨時特急列車として、4月1・2日に八王子~いわき間の特急「いわき」、4月8日に水戸~福島間(常磐線・東北本線経由)の特急「宮城・福島花めぐり号」、5月27日に高萩~日光間(常磐線・水戸線など経由)の特急「常磐日光号」が運転予定となっている。