アットホームは1月18日、「オンラインでの住まい探しに関する調査~購入編~」の結果を発表した。同調査は2022年10月6日~12日、2021年3月~2022年10月に物件を購入し、引越しを経験した人および、2023年3月までに購入を検討し、現在住まい探しをしている18~50歳を対象に、インターネットで実施した。
どのように物件を探したかを聞いたところ、経験者の40%、検討者の42.3%が「不動産ポータルサイトで検索」と答えた。検討者はそれに加え、「不動産会社のホームページで検索」(42.0%)、「不動産ポータルアプリで検索」(41.5%)も多い。さらに、経験者・検討者のそれぞれ33.0%が「オープンハウス・モデルルーム」も訪問していた。
インターネットで物件を探す際、必ず見たい写真については、経験者の73.3%、検討者の66.0%が「間取り図」と回答した。次いで「キッチン」(経験者60.5%、検討者56.8%)、「風呂」(経験者60.0%、検討者55.0%)と続く。
複数の不動産会社が同じ物件を取り扱っている場合、何を基準に問い合わせをしたか聞くと、経験者・検討者ともに「物件写真の枚数の多さ」(経験者38.3%、検討者28.5%)、「物件写真の見やすさ」(経験者35.3%、検討者31.3%)を重視していることがわかった。
内見方法については、経験者・検討者ともに「現地で待合せして訪問」(経験者47.3%、検討者38.8%)が最も多かった。オンライン内見については、経験者よりも、検討者の方が突出して希望していた人が多い。
入居申込の手続きについて尋ねると、経験者・検討者ともに「現地で書類に記入」(経験者62.0%・検討者45.5%)が最も多かった。「自宅からWeb フォームに入力」「現地でWeb フォームに入力」は、経験者よりも、検討者の方が多い。
経験者に対し契約時に「不便だ」と感じたことがあるか聞いたところ、18.3%が「入居申込や契約に必要な紙の書類を手書きしなければならなかったこと」と答えており、手書きを不便と感じている人が一定数いることがわかった。
重要事項説明・契約は「オンライン」を経験したのは約1割だった。しかし検討者は約3割が「オンライン」を希望している。