江ノ島電鉄は、ダイヤ改正を2023年3月18日に実施すると発表した。おもな内容として、運転間隔を現行の12分間隔から14分間隔に変更する予定。12分間隔からの変更は71年ぶりだという。

  • 江ノ島電鉄が3月18日にダイヤ改正。一部時間帯を除き、現行の12分間隔から14分間隔に変更される

ダイヤ改正後、早朝・深夜の時間帯を除き、14分間隔での運転に。時間ごとの発車時刻は異なるものの、1時間あたり4~5本の運転本数になる。

江ノ島電鉄は今回のダイヤ改正について、コロナ禍における新しい生活スタイルや働き方の浸透による利用動向の変化に加え、定時運行の確保を理由に挙げる。

江ノ電では、単純な混雑を理由とした遅延のほか、路面区間(腰越併用軌道区間)での道路混雑による遅延も多い。単線運行のため、いったん遅延が発生すると1列車の遅延が全列車の遅延へと波及し、定時運行に回復するまでに時間を要している。

今回のダイヤ改正で駅に停車する時分を見直し、遅延発生の場合においても「回復力のあるダイヤ」とし、安定輸送の確保を図るとしている。