ONE COMPATHは1月18日、コミュニケーションプラットホームの「LocalONE」が実施した口コミ投稿に関する意識調査の結果を発表した。調査は2022年12月10日〜16日、「シュフーポイント」会員の6,660人を対象に行われたもの。
まず、口コミを参考にしたことがあるメディアを聞いたところ、「食べログ、ぐるなびなどのグルメサイト」が35.3%で最多となり、次いで「Google」が30.4%で続いた。年代別で見ると、40・50・60代のトップは「食べログ、ぐるなびなどのグルメサイト」、20代のトップは「Google」という結果となっている。
実際に口コミを投稿したことがあるかどうかを「飲食店」「美容サロン・整体」「スーパーマーケット」の3カテゴリ別で聞いてみると、「飲食店」は26.2%、「美容サロン・整体」については18.7%、「スーパーマーケット」では15.9%となった。
年代別では、3カテゴリ全てにおいて、若い世代ほど口コミ投稿をしたことがある人の割合が多い傾向が見られた。20代以下では「Google」は投稿するメディアとしても利用の割合が高く、「飲食店」では20.6%となっている。
「飲食店」に口コミを投稿する理由については、「他の人にもおすすめしたいから」が34.8%で最多となり、次いで「クーポンや割引券などの特典があるから」(20.3%)や「普段からその店舗を応援しているから」(17.6%)が続いた。20代以下では、全体と比較して「ポジティブな自分の体験を共有したいから」の割合が高い傾向となっている。
「美容サロン・整体」に口コミ投稿する理由のトップも「他の人にもおすすめしたいから」(34.5%)となった。以下「クーポンや割引券などの特典があるから」(22.1%)、「普段からその店舗を応援しているから」(20.0%)という結果に。
「スーパーマーケット」に口コミ投稿する理由も「他の人にもおすすめしたいから」(40.2%)がトップとなった。次いで「普段からその店舗を応援しているから」(18.1%)、「クーポンや割引券などの特典があるから」(15.3%)が続く。また、若年層になるほどネガティブな口コミをする人が多いことも分かった。
口コミ投稿をするタイミングに関しては、いずれの業種・年代においても「訪問後数日」が最多となった。「店舗内にいるとき」は「飲食店」が14.5%、「美容サロン・整体」が16.0%、「スーパーマーケット」が18.3%。
20代以下では「店舗内にいるとき」の回答は「飲食店」が25.2%、「美容サロン・整体」が27.9%、「スーパーマーケット」が32.9%となり、全体や他の世代と比較して10%以上の差が見られた。
近年、Z世代を中心に「タイパ(タイムパフォーマンス)」を意識した消費行動が広がっているといわれるように、若年層ほど店舗内にいるうちに口コミを投稿し時間対効率を意識する人が多くいることが伺える