コロナはこのほど、気温の低下に伴う給湯器のトラブルを防ぐために「寒波到来! 給湯器で冬に注意したいこと」について公開した。

  • 給湯器の電源プラグは抜かない。ブレーカーはオフ にしない

「給湯器は冬になると凍結や積雪などで故障しやすくなるため、注意が必要」と同社。

凍結予防のために、給湯器は凍結するおそれのある外気温になると、機器内の凍結予防の安全装置が自動的に作動する。そのため、電源プラグは抜かず、ブレーカーはオフにしないで使うようにすることを心掛けること。

また、給湯器は凍結するおそれのある外気温になると、自動的に浴そう内の水を循環させ、ふろ配管の凍結予防を行うという機能が付いている。水は抜かず、浴そうの循環口より、10㎝以上残しておくとよいという。

  • 浴そうの循環口より、10㎝以上、水を残しておく

特に寒さが厳しく凍結が心配な時は、ごく少量の水を出しっぱなしにすることも有効。リモコンの電源を切り、給湯栓から1分間に約400㏄(太さ 約5mm)の水を流したままにする。その際、給湯栓のレバーは最高温度側にしておく。

  • 特に寒さが厳しいときは、ごく少量の水を出しっぱなしにする

もしも凍結してしまったら、気温の上昇により「自然に解凍するまで待つ」ことが大切。早く解かそうと、熱湯をかけてしまうと、機器や配管が破損するおそれがある。

  • 凍結してしまったら、自然に解凍するまで待つ!

雪が積もった際には、給湯器の周囲も除雪しておく。雪で給気口・排気口が塞がれたり、給湯器の周囲が積雪すると、事故や故障、能力低下などの原因になる。

  • 積雪時には、給湯器の周囲も除雪する

また、季節問わず大事なこととして、入浴剤を使用する場合は、給湯器の取扱説明書などで、使用できる入浴剤なのかを確認することも大切だという。温泉水、硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだ入浴剤は、給湯器が故障する原因になる。入浴剤のラベルに「風呂釜に影響を与えません」などの記載があっても、給湯器メーカーが使用を禁止していることがあるため、給湯器の取扱説明書を必ず確認することを心掛けてほしいとのこと。