パルシステム千葉は2月18日、県内で活動する8団体とともに、水俣と福島で起きた環境汚染による健康影響を考える「フクシマを考えるフォーラム2023」を、市川市文学ミュージアム グリーンスタジオで開催する。

  • フクシマを考えるフォーラム2023

同フォーラムでは、年月を経てもなお影響が残る両課題について、原発事故による甲状腺がん発症の訴訟を起こした当事者とともに話し合う。

フォーラムでは、写真家ユージン・スミスさんとアイリーン・美緒子・スミスさんが、熊本県水俣市で起きた水銀中毒の公害を画像で記録し、国や企業の被害者対応の課題を提起した映画「MINAMATA」を上映する。映画上映を通じ、今なお世界中で起きている公害・環境汚染による被害の課題について考える。

  • 映画「MINAMATA」(C)2020 MINAMATA FILM LLC ©Larry Horricks

講演とパネルディスカッションはオンラインでも配信する。井戸謙一弁護士が、福島県内で甲状腺がんを発症した若者7名による東京電力への訴訟「311子ども甲状腺がん裁判」の状況を報告し、裁判の原告やアイリーンさんらを交えたパネルディスカッションを通じて、私たちにできることを考えていく。

  • 講演者の井戸謙一弁護士

  • 登壇するアイリーン・美緒子・スミスさん

同フォーラムは、11時~17時に開催。定員は会場参加130名、Zoomウェビナーによるオンライン参加100名(オンライン配信は午後のみ)。参加締め切りは会場参加2月3日、オンライン参加は2月10日。パルシステム千葉公式サイトの「ニュース」コンテンツで案内している。