リーディングマークはこのほど、2022年9月〜10月に就職活動を実施している最上位校生を対象とした「2024年卒秋期速報版/就職人気企業ランキング」を企画・編集した上位100社の人気ランキングを発表した。
同ランキングは9月10日〜10月31日、2024年卒予定の東京大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の大学生、大学院生1,055人、約400社を対象とした調査結果をもとに算出したものとなっている。
まず、商社業界の平均順位は、昨年同時期比・今年夏期比ともに上がった。人気ランキング1位〜5位は総合商社が独占する結果となっているほか、専門商社も大きく順位を上げている。たとえば、昨年同時期比では「伊藤忠丸紅鉄鋼」(140位→70位)や「長瀬産業」(250位→84位)、「JFE商事」(214位→88位)、「岩谷産業」(189位→88位)など。
金融業界の平均順位は、「三菱UFJ銀行」(27位→11位)、「三井住友銀行」(36位→27位)、「みずほフィナンシャルグループ」(87位→66位)などにおいて昨年同時期比で順位が上がっている。また、今年夏期と比較しても、投資、損保、生保、信託などの幅広い領域で、それぞれ順位が上がる結果に。
コンサル業界は、今年秋期の人気企業ランキング上位50社の中に9社がランクイン。一方で、今年夏期との比較では「アクセンチュア」(5位→8位)、「PwCコンサルティング」(7位→16位)、「デロイトトーマツコンサルティング」(17位→21位)など、下がっている傾向が見られる。
IT/通信業界の平均順位は、今年夏期と比較すると「NTTデータ」(27位→11位)、「NTT東日本」(88位→28位)、「NTT西日本」(154位→60位)など、上がる傾向が見られた。
航空業界の企業は昨年秋期・今年夏期と比較し、それぞれ大きく順位が上がっているほか、広告業界の企業は総じて今年夏期と比較をすると順位が下がっている。
また、キャリアにおいて重視する項目についての調査では、今年夏期に実施した同様の調査結果に引き続き、「スペシャリスト」(49.7%)が1位となった。
「キャリアにおけるスキルや専門性を重視する傾向は、人気が継続しているものと思われる」と同社。