ウェザーニューズは1月18日、「第三回花粉飛散傾向」(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)を発表した。それによると、2月上旬にスギ花粉の飛散が始まり、西日本を中心に昨年よりも多くの花粉が飛散するという。
2月に入るとすぐに関東、2月上旬に九州・近畿・東海の一部でスギ花粉の飛散が始まり、2月中旬には中国・四国や近畿・東海の広範囲と、東北南部の一部でも飛散が始まる見込みとなっている。続いて、2月下旬になると北陸、東北北部の一部でも飛散が始まり、3月上旬には東北北部の全域で飛散が始まるとみている。
スギ花粉の飛散ピークは、九州で2月下旬〜3月中旬、中国・四国から関東は2月下旬〜3月下旬と予想。北陸・長野や東北南部では3月上旬〜4月上旬、東北北部では3月中旬〜4月下旬になると予想。一方、ヒノキ花粉の飛散ピークは九州から関東で3月下旬〜4月中旬、東海で4月上旬〜中旬、北陸・長野は4月上旬〜下旬、東北南部は4月中旬〜下旬とみている。なお、北陸や東北南部ではヒノキの樹木が少ないため、スギ花粉に比べると飛散量が少なくなる見込みとなっている。
飛散量は西日本や東海、関東で2022年よりも多くなると予想。西日本では2022年の1.7倍程度で、九州や中国・四国では2倍以上の飛散量にるところも。一方、2022年に飛散量が多かった北陸や北日本では飛散量が減少し、2022年の半分以下になるところもあるという。