近畿日本鉄道は、鳥羽・志摩の魅力を発信する新たなラッピング列車「とばしまメモリー」2編成(1編成2両)を2月から順次運行開始すると発表した。

  • 「とばしまメモリー なみの章」「とばしまメモリー うみの章」デザインイメージ

「とばしまメモリー」は、鳥羽市・志摩市と近鉄が協働でデザインや名称を考案した観光ラッピング列車。1編成目は「とばしまメモリー なみの章」として、2月6日から運行開始する。ラッピングは鳥羽の青々とした「アクティブな海と波」をイメージしたデザインに。車内も鳥羽・志摩の海をイメージしたアクセサリーを散りばめた吊り革や、陶器タイルで装飾した観光案内などで装飾した。

2編成目は「とばしまメモリー うみの章」として、2月下旬から運行開始する予定。「志摩のおだやかな里海」をイメージしたラッピングを施す。1編成目と同じコンセプトの吊り革を取り付けるほか、気持ちよく泳ぐ小さな魚の群れをデザインした座席シートで海のイメージを演出する。両編成とも伊勢中川~賢島間でおもに運行するほか、一部列車で近鉄名古屋~伊勢中川間も運行。運賃のみで乗車できる。

  • 「とばしまメモリー なみの章」外観と車内装飾イメージ

  • 「とばしまメモリー うみの章」外観と車内装飾イメージ

「とばしまメモリー なみの章」の運行開始を記念し、2月3日10時20分から鳥羽駅で出発セレモニー、2月4日10時から賢島駅で列車のお披露目イベントを開催する。お披露目イベントでは、ホームに停車した「とばしまメモリー なみの章」の車内も公開するほか、運行開始記念グッズのプレゼント、志摩市PRキャラクター「しまこさん」によるグリーティング、志摩市の名産「あおさ」を使用したあおさ汁の提供を行う。