お笑いトリオ・や団のロングサイズ伊藤が、きょう19日に放送されたテレビ朝日系ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜21:00~)第3話に出演した。

  • ロングサイズ伊藤=テレビ朝日提供

ミステリー作家・加藤実秋氏の同名小説を映像化する同作は、西島秀俊が「見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事・架川英児」、濱田岳が「一見さわやかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事・蓮見光輔」、上白石萌歌が「安定した就職先として警察を選んだ新米刑事・水木直央」というクセの強いキャラクターに扮する異色の刑事ドラマ。秘密を抱える3人が自らの思惑のために手を組み、互いを利用しながら難事件に挑む姿を描く。やがて過去の真実が明らかになり、物語は壮大な復讐劇へ――。

第3話は、直央が夜道をひとりさまよう女の子・多村凛(いろは)を保護したのをきっかけに、彼女の母親の失踪が判明。最近地域で若い女性の失踪が2件続いて起きていることから、同一犯による連続誘拐事件だと直感した直央は捜査を開始する。やがて行方不明の女性たちがマッチングアプリに登録していたことがわかり、その線から、“人類総帥”と名乗ってライブ配信で暴論を発信する怪しげな男が浮上。ところが彼はストレス解消目的で適当なことをまくしたてていただけで、誘拐事件とは無関係であることがわかり、疑惑は味方良介演じるイケメン生物学者・山野井昭に向かっていくというストーリー。放送内で、“人類総帥”として覆面で過激なライブ配信を行う謎のライバーの正体がロングサイズ伊藤だったことが判明した。

や団は2007年結成、『キングオブコント2022』で第3位という成績を残した実力派コント師。ロングサイズ伊藤は特に高い演技力が評価されており、今回は頭にかぶっていた紙袋を取って素顔をさらしたあとの情けない演技を堂々と披露、テレビ朝日のドラマ初出演を飾った。第3話はTVerやTELASAで見逃し配信されている。

来週第4話では、架川の恩人である警視庁生活安全部参事官・黒石元警視正(井上肇)が自殺するという事態に。黒石は組織犯罪対策部の次期部長と目されていたが、数カ月前、不倫騒動が週刊誌に報じられて依願退職したばかりだった。そして自ら命を絶つ直前、架川に向けて「あれは罠だ。私ははめられた。君も気をつけろ」というメッセージを遺していたことが判明。黒石を罠にはめ、自殺に追い込んだ黒幕はいったい誰なのか。さらに浅野ゆう子がウラ社会に精通する“女帝”役でゲスト出演。彼女がほのめかしたヒントから裏切り者が判明し、切なすぎる新事実に、架川も号泣する……?