1月18日(米国時間)にAppleが発表したスマートスピーカー「HomePod」(2月3日発売予定)は温度・湿度センサーを内蔵するが、「HomePod mini」でも同様に利用できるようになる。第2世代HomePod発表後にHomePod miniの公式サイトを更新し、サポートするスマートホームハブ機能に「温度と湿度センサー」と「サウンド認識」を追加した。

HomePod mini発売後の分解レポートで、同製品がTexas Instruments製の温度・湿度センサー(HDC2010)を内蔵していることが確認されていたが、センサーは無効化されており、将来のスマートホーム機能のアップデートに向けたものと見なされていた。第2世代HomePodはリリース候補版の提供が始まった「iOS 16.3」が要件になっており、HomePod miniでも将来のソフトウェアアップデートで温度・湿度センサーの機能が有効化される。

温度・湿度センサーを利用できるようになることで、例えばHomePod miniがサーキュレーターやブラインドといった他のスマートホーム対応機器に温度・湿度の情報を提供し、西日があたる部屋で日中の室温が一定の高さになったらブラインドを下ろしてサーキュレーターを作動させるといったオートメーションが可能になり得る。

「サウンド認識」は春のソフトウェアアップデートで利用できるようになる予定だ。煙・一酸化炭素警報器の警報音を認識した際に通知を受け取れるようにするといった使い方が可能になる。