アップルは1月18日、スマートスピーカー「HomePod」の第2世代モデルを発表した。2021年3月に販売を終了した元祖HomePodの後継モデル。音を鳴らしながら室内の状況を検知してサウンドをリアルタイムで調整する機構を継承しつつ、チップを最新のS7チップに置き換え、ウーファーやツィーターなど内部の構造を変更してサウンドに磨きをかけた。新たに、スマートホーム製品の規格「Matter」に対応し、対応アクセサリーと連携できるようにした。2台のHomePodを設置するとステレオで再生する機能は継承する。

価格は44,800円で、2月3日から販売を開始する。カラーはミッドナイトとホワイトの2色。

  • 販売を終了していた「HomePod」が第2世代モデルになって復活! 特徴的な外観は元祖モデルの雰囲気を色濃く残している

継ぎ目のないメッシュ素材に覆われた本体は元祖モデルの雰囲気を継承するものの、内部構造やデザインを一新。内蔵のチップは、初代のA8チップからS7チップに置き換えられ、コンピュテーショナルオーディオの技術で音響システムの能力を最大限引き出せるようにした。空間オーディオにも対応する。

  • バックライトやタッチセンサーを搭載した上部のTouchサーフェスは、デザインが変化した

  • 内部の構造。初代モデルからウーファーやツィーターの構造が変化している

新たに、スマートホーム製品の規格「Matter」に対応し、さまざまなスマート家電と連携できるようになった。HomePodには、温度センサーと湿度センサーを新たに内蔵し、室内の状況をSiriで確認できるようになったほか、室内の温度が一定まで上昇した場合に自動で扇風機をオンにするといった連携ができる。煙や一酸化炭素の警報音を検知した場合にiPhoneに通知を送る機能も追加した。

  • 新たに、スマートホーム製品の規格「Matter」に対応した

  • Apple TV 4Kと組み合わせれば、ホームシアター用のスピーカーとして活躍する

本体サイズは、幅142×高さ168mm、重さは約2.3kg。