俳優の西島秀俊が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『警視庁アウトサイダー』(毎週木曜21:00~)第3話がきょう19日に放送される。
ミステリー作家・加藤実秋氏の同名小説を映像化する同作は、西島秀俊が「見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事・架川英児」、濱田岳が「一見さわやかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事・蓮見光輔」、上白石萌歌が「安定した就職先として警察を選んだ新米刑事・水木直央」というクセの強いキャラクターに扮する異色の刑事ドラマ。秘密を抱える3人が自らの思惑のために手を組み、互いを利用しながら難事件に挑む姿を描く。やがて過去の真実が明らかになり、物語は壮大な復讐劇へ――。
先週の第2話では直央が正式に架川、光輔と合流し、“アウトサイダートリオ”が本格始動。第3話では“前髪ぱっつん女性・連続失踪事件”に挑む。事件の発端は、直央が帰宅途中、街中をさまよい歩く5歳の女の子・多村凛(いろは)を保護したこと。話を聞いたところ、凛の母親が行方不明になっていることが明らかに。最近、地域で若い女性の失踪が2件続いて起きていることから、直央は同一犯による誘拐に違いないと事件性を主張。かわいい凛を放っておけなくなった英児と光輔も捜査を開始する。やがて失踪した女性3人が全員マッチングアプリに登録し、前髪が切りそろえられているという共通点に気づいた直央。そこで自分も前髪ぱっつんになってマッチングアプリに登録し、禁断のおとり捜査に乗り出すことに。元演劇部のプライドを持つ直央は、消えた女性たちを救い出すことができるのか。
そんな直央の前に現れるのが、イケメン生物学者・山野井昭(味方良介)。事情を聴かせてほしいと訪れた架川たちに彼が突きつけた条件は、「直央と2人きりなら話す」というもの。直央と山野井はどんな駆け引きを繰り広げるのか。そしてそもそも彼は事件に関与しているのか。捜査を進めるうち、“人類総帥”というハンドルネームでライブ配信を行う覆面男も浮上。紙袋をかぶって顔を隠し過激な持論をまくしたてるこの人物は何者なのか。
さらに、なりすましの末に警察組織に入り込んだことをほのめかしてきた光輔の正体が、今夜明らかに。過去に起きた凄惨な殺人事件を追っているらしいこと、“兄ちゃん”と呼ぶ謎の男との密談から10年越しの計画を遂行中らしいことが断片的に描かれてきたが、なりすましの目的とは。