デベロップは、2023年春、災害時に出動できるコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 匝瑳」を千葉県匝瑳市に開業する。これにより「ホテル アールナイン ザ ヤード」シリーズは62店舗、「R9 HOTELS GROUP」としては71店舗となる。
デベロップが運営する「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズは、斬新な外観と上質な空間を持ち合わせたコンテナホテル。 建築用コンテナモジュールを利用した独立客室は、隣室と壁を接しないためプライバシー性に優れている。13m2の室内には、良質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を備えており、シンプルながら高い快適性を実現。
本ホテルが開業する千葉県匝瑳市は、首都圏と成田空港に近い。市内には工場群が集積し、釣りや海水浴を目的とした観光客が集う九十九里海岸へも近く、ビジネス、レジャーともにアクセスのよい立地だ。
また、有事の際には客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等に利用できる「レスキューホテル」としての役割を担う。全国どこへでもすみやかに駆けつける体制づくりを目指しているという。
レスキューホテルは、2011年の東日本大震災で被災者の避難所での負担を目の当たりにし、発災後に安心安全なプライベート空間を迅速かつ簡便に提供したいという想いで誕生したとのこと。
2020年4月に長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてレスキューホテル初の有事出動を行った。さらにその後、栃木県、千葉県、東京都へも臨時医療施設として出動。空調完備の独立した客室構造により、宿泊施設としてだけでなく診察室やナースステーション等にも活用可能なことから、自治体や民間の病院の有事インフラとして地域医療に貢献する機会が増えている。
「HOTEL R9 The Yard 匝瑳」は全34室。料金は一泊あたり、ダブルルーム2名8,000円~、ツインルーム2名9,000円~。