ラーメンチェーンでおなじみの天下一品が1月10日、天一ラーメンの代名詞『こってりスープ』を餡の代わりにかけた「こってり天津飯」を発売した。
新商品「こってり天津飯」は、ふんわり玉子で仕上げた天津飯にこってりスープがたっぷりかけられた一品。さっそく食べてきたので食レポしていこう!
同商品は「天津飯にもこってりスープをかけてもらえませんか? 」……そんなお客さんからの声をもとに生まれたのだとか。もともとは裏メニューとしてSNSで人気を集めていたという商品の味わいやいかに。
こってりラーメンをこってり天津飯で食らう!
なにを誤ったのか、筆者は「こってりラーメン 並」(790円)と「こってり天津飯 並」(570円)を購入。定食メニュー「こってり天津飯定食」(1,260円)には天津飯の小サイズと並サイズのこってりラーメンがついてくるので、シンプルにそちらをおすすめしたい。
並サイズと小サイズのこってり天津飯では、ごはんと玉子の量が異なるとのこと。単品で2品注文するとこってりレベルがとんでもないので要注意だ。こってりラーメンは940カロリーを超えるヘビーウェイトな商品なので、おそらくこの2品で2,000カロリー近い摂取となったはずである。
「こってり天津飯 並」(570円)
まずは「こってり天津飯 並」(570円)から実食。
天津飯は、ごはんを包み込むふわふわ玉子とカニカマ、タケノコ、青ネギ、そしてこってりスープで構成された一品。スープにどっぷり浸かったこのビジュアルに、食欲をそそられる人もきっと多いはずだ。
玉子の下には真っ白のごはんが隠されているが、スープをしっかりキャッチして濃厚な色味へと変身している。とろみの強いスープがごはん粒ひとつひとつをコーティングしてくるので食べ応え抜群だ。
ふんわりとした玉子は薄味なので、濃厚なスープとかなり合う。そして食感のアクセントとなるタケノコと青ネギも相まって、想像以上にパクパク食べ進められる仕上がりとなっていた。
そして卓上の『ラーメンたれ』を活用することで、味わいにアクセントを加えることも可能となっている。塩味がプラスされるので、味変する際におすすめしたいところ。
メニューには「ねぎ」(130円)や「キムチ」(180円)、ニラにんにく(200円)などトッピングメニューが多数用意されているので、お好みに合わせて注文するのもありだ。店舗によっては卓上に『からし味噌』等が用意されている店舗もあるようなので、好みによって店舗を選ぶのもありかもしれない。
全体的な味わいについては、ラーメンよりもこってりスープをマイルドに感じたのが印象的だ。白ごはんと麺の違い、そして玉子の味わいがそう感じされるのか、意外な発見だった。
「こってりラーメン 並」(790円)
つづいていただくのは同店の定番メニュー「こってりラーメン 並」(790円)。天下一品の定番メニューともいえるこちらは、鶏がらを丸1日かけてじっくりと炊き上げて作り上げられたという『こってりスープ』が魅力の一品だ。
麺とメンマ、チャーシューに青ネギがトッピングされており、スープを絡めていただく濃厚な味わいがとにかくクセになる。まろやかでコクのあるスープとふんわり香る麺の小麦風味のバランスは絶妙で、あっという間に半分を食べ終えてしまう。
ラーメンスープで『追いこってり』するのがたまらん
そして終盤に気づく定食最大の強みは、天津飯への追いこってりスープが無限という点。天津飯から食べ始めると、ついつい前半にスープを味わいすぎてしまうのだが、ラーメンからスープをスライドしていくことで、スープ不足を心配する必要もない。
この商品は定食でいただくで間違いない。並サイズのラーメンと天津飯を実食した筆者はもちろん胃がはちきれるかと思ったのだが、「こってり天津飯定食」でも間違いなく次の食事がいらなくなる人も多いはずだ。人より多く食べるかな……くらいの胃袋サイズの人には、来店前の食事を抜くor少なめにすませるのがおすすめしたい。
天下一品 渋谷店
【住所】東京都渋谷区宇田川町30-3 梅よしビル1F
【営業時間】11:00~22:30(OS 閉店30分前)