富士スピードウェイの隣接地にオープンした「富士モータースポーツミュージアム」には、国の垣根を越え、メーカーの垣根も越えて新旧の名車が集まっている。現地で実物を見て説明を聞いてきたので、印象に残った何台かのクルマをご紹介していきたい。今回はブガッティの「タイプ35B」というクルマだ。数々のレースに勝った名車だそうだが、さすがはブガッティ、とにかく形も色も美しい。
継ぎ目なし! 芸術的な仕上がりのボディに驚き
ブガッティのタイプ35Bはグランプリからスポーツカーレースのタルガ・フローリオまで、多くのレースで勝利を収めた名車だ。2.0Lと2.3Lがあり、双方で自然吸気と過給機付きが選べたという。このボディ、溶接して作っているのだとは思うが、近くから見ても継ぎ目が全く見えない。芸術的ともいえる仕上がりだ。
タイプ35Bはアマチュアのドライバーにもけっこう売れたらしく、ミュージアムの解説員によれば残っている個体も割とあるらしい。そこで「bugatti 35b price」と検索窓に打ち込んでみると、いくつかオークションの結果に関する記事が見つかった。ちらっと読んでみたところ、500万ドルくらいの資金が用意できればひょっとすると落とせるかも、といった感じだった。
■Information
「富士モータースポーツミュージアム」
【場所】静岡県駿東郡小山町大御神645
【営業時間】10:00~17:00(入館受付は16:30まで)
【休館日】2023年3月までは無休
■入館料
【大人(18歳以上)】平日:オンライン予約1,600円/窓口購入1,800円、休祝日:オンライン予約1,800円/窓口購入2,000円
【中高生】平日:予約800円/窓口900円、休祝日:予約900円/窓口1,000円
【小学生】平日:予約600円/窓口700円、休祝日:予約700円/窓口800円