米Appleは1月17日、新型「Mac mini」を発表した。日本では2月3日に発売予定で、既に注文受付を開始している。価格は84,800円から。

  • 新型Mac mini

    新型Mac mini

小型デスクトップモデルのMac miniに、独自開発チップ(Apple Silicon)としては第2世代となるApple M2チップを搭載した。さらに、より高性能なM2 Proチップも選択できる。

8コアCPU+10コアGPUのM2チップ搭載モデルは84,800円から(メモリ8GB/SSD 256GBの場合)、10コアCPU+16コアGPUのM2 Proチップ搭載モデルは184,800円から(メモリ16GB/SSD 512GBの場合)。メモリやストレージなどのカスタマイズオプションは下表のとおり。

M2チップ搭載モデル M2 Proチップ搭載モデル
SoC ‐(変更不可) M2 Pro(12コアCPU+19コアGPU)に変更可
メモリ 8GB/16GB/24GB 16GB/32GB
SSD 256GB/512GB/1TB/2TB 512GB/1TB/2TB/8TB
その他 10GbE対応有線LANポートに変更可

高速化された各製品と旧モデルの性能差の例としては、M2モデルは従来のM1モデルと比べて「Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50%高速」、M2 ProモデルとM1モデルの比較では「Final Cut ProでのProResトランスコードが最大4.2倍高速」などとしている。

M2モデルとM2 Proモデルでは、SoCのほかに拡張性にも違いがある。M2モデルはThunderbolt 4ポート×2、USBポート×2、HDMIポート×1、ギガビットイーサネットポート、3.5mmオーディオジャックを備えるが、M2ProモデルのみThunderbolt 4ポートが4口に増える。

同時に出力可能なディスプレイの台数はM2モデルで最大2台、M2 Proモデルで最大3台となる。また、M2 Proモデルは8K出力にも対応する。

筐体のデザインやサイズは従来と変わらず、W19.70×D19.70×H3.58mm。重量は1.18kg(M2モデル)/1.28kg(M2 Proモデル)。最大消費電力は150W(M2モデル)/185W(M2 Proモデル)。付属品は電源コードのみ。

  • M2モデルの背面

    M2モデルの背面

  • M2 Proモデルの背面。Thunderbolt 4ポートが2口から4口に増える

    M2 Proモデルの背面。Thunderbolt 4ポートが2口から4口に増える

  • Studio Displayと組み合わせた例

    Studio Displayと組み合わせた例

  • コンパクトなMac miniのサイズはそのままに、強力なM2 Proチップを選択できるようになった(各種周辺機器は別売り)

    コンパクトなMac miniのサイズはそのままに、強力なM2 Proチップを選択できるようになった(各種周辺機器は別売り)