リアラは1月17日、「北海道の旅行宿泊業界におけるリサーチ(2022年12月版)」を発表した。調査は2022年12月1~28日、所在地が北海道にある宿泊施設で、10部屋以上ある施設249件を対象に電話で行われた。
調査対象のヒアリング項目は、予約が埋まっている割合、いつまで埋まっているか、集客・コスト・リソースに課題が生じているか、予約媒体の割合、その他の課題が生じていないか等となる。
その結果、現段階で集客に困っていると回答した施設は約32%と、2021~2022年状況よりも改善されている。
また、最も課題として挙げられたのはコスト面で、エネルギー安全保障や円安を理由と、歯ブラシなどのアメニティから暖房光熱費まであらゆる物の価格が急激に上昇していることが負担となっていると回答。
さらに、約半数の施設からは人的リソース(人手)が足りていないという声が挙げられた。特に函館や小樽などの地域では人手が足りないという声が多かった。
同社は今後の観光業界の動きについて、「各施設のコスト削減は限界を迎えつつあり、いかに宿泊料金に反映することができるかがポイントとなります」とコメント。