ボディビルダーのような肉体を折紙で作れる「マッチョ折紙」がTwitterで話題です。あんなマッチョも、こんなマッチョも作り放題だ!

マッチョを折り紙1枚で再現できる「マッチョ折紙」。考案した嘯(しゃお)さん(@xiao_signo028)が詳しい折り方とともにツイートしたところ、約2万4千件のリツイート、5万件のいいねを集める人気となりました。

  • 「マッチョ折紙」

設計図によれば、マッチョ折紙は22工程。10工程目までは皆さんお馴染みの「鶴」と同じ折り方なのだそうです。言われてみれば、上半身に鶴の名残りが…。

  • 折り方とともに拡散しました

編集部では、「マッチョ折紙」誕生のきっかけや、こだわりのポイントについて嘯さんにお話を聞きました。

こだわりのポイントは「胸鎖乳突筋」

ーー「マッチョ折紙」が生まれたきっかけを教えてください

「作業の合間に、手元にあった正方形の紙で鶴を折ったのがはじまりです。鶴から色々いじっているうちに、偶然できました」。

ーーなるほど、だから途中まで「鶴」と同じ折り方なんですね。工夫した点、こだわった点はありますか?

「胸鎖乳突筋の部分でしょうか。折ってみて、実際の解剖に合致する筋が浮き上がったときは面白かったです(※首を回したり動かしたりするための筋肉。なお、嘯さんの職業はお医者さんとのこと)。また、足の処理も悩みました。がっしりとしたマッチョの足を再現するには内側から開くしかなく、結果としてややもろい部分になってしまいました。足を折るのが難しいというコメントがあったので追加で説明をつけています」。

ーー多くの人がマッチョ折紙を楽しんでいます。反響について率直なご感想はありますか?

「とても嬉しいです。中でも、自分の"推し"をマッチョ折紙で具現化している人には驚きましたね。『家族で折りました』『友達と折りました』などのコメントもあり、多くの人のコミュニケーションの一助になっているようです。悲しいニュースが多い世の中ですが、些細な楽しみを感じていただければそれだけで十分ですね」。

筆者も折ってみた

最後に、筆者も実際に折ってみました。筆者は最後に折紙で遊んだのが下手したらウン十年前…と思われるぐらい折紙からは離れていたのですが、途中まで鶴ということもあってか意外とすんなり作れたと思います。上半身、特に三角筋、胸鎖乳突筋からの大胸筋が肥大化しすぎて戸愚呂弟みたいなボディになってしまいました。

  • 筆者作の「マッチョ折紙」。大腿四頭筋も満足できる太さに

  • 広背筋が恐ろしいほどに発達しました

これは子どもにもウケそうー! たくさん作ってボディビルの大会を開いても楽しそうです。