フリーアナウンサーで女優の田中みな実が、3月13日にNHK BS4Kで放送されるドラマ『悪女について』(21:00~22:29)で主演を務めることが17日、発表された。
有吉佐和子の名作長編小説を現代に置き換えてドラマ化。社会のシステムや人間の情を巧みに操って、堂々と生き抜いた「悪女」と言われる女の一代記を、生々しくも爽快に描き、その実像に迫る。
スキャンダルにまみれた実業家・富小路公子は、高校中退で無一文だったが、数字に強くすぐに商才を発揮する。独特の言葉使いは高貴を演出し、人懐っこさと回転の速さを武器に、猛スピードで資産家へと駆け上がる。男社会を逆手にとって男たちを翻弄しながらも、だまされた男たちにも、それとは気付かれない様な奇想天外な手口で、欲しいものは必ず手に入れる。関係者たちの口から語られるその実像は真っ二つ。「素晴らしい女性」なのか、「悪辣非道の女」なのか――。
主人公・富小路公子役を演じる田中は「原作は広く愛され、過去に映像化もされています。気負いはありましたが、あらゆることに捉われず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています。“公子を類稀な愛しいキャラクターに”平松監督のその言葉に背中を押され、どんな生き方をしていようと、公子をとことん愛し抜こうと心に決めました。あなたの目には公子が悪女に映るでしょうか、それとも」とコメントしている。
共演には木竜麻生、吉沢悠、戸田恵子、橋爪功ら。脚本・演出は平松恵美子氏。1月~2月 都内、関東近郊にて収録予定とのこと。