丸亀製麺から冬の新作として登場した「肉がさね玉子あんかけうどん」。冬の定番メニューである「玉子あんかけうどん」シリーズの新入りなのだが、これがとんでもなく旨かった……。
「肉がさね玉子あんかけうどん」が旨すぎる!
玉子あんかけうどんシリーズは、とろっとした玉子あんがうどんに絡み、最後まで熱々のうどんを楽しめる冬にぴったりのメニュー。現在、「明太玉子あんかけうどん」や「牡蠣たまあんかけうどん」、「紅生姜玉子あんかけうどん」などを販売している。
ふわっふわの玉子に、出汁の風味がきいたあんは、どのメニューもおいしいのだが、新作の「肉がさね玉子あんかけうどん」はそれを上回るおいしさなのだ。
トッピングされているのは、「牛肉」と「合わせそぼろ」。このそぼろは豚と鶏を合わせてあるので、この一杯で牛・豚・鶏の三種の肉を味わうことができる。「俺たちの豚汁うどん」や、「焼きたて肉うどん」など、豚や牛がメインのメニューはあるが、肉三種を同時に食べられるのはこの一杯しかないのではないだろうか。
なお、これらの肉は店内で調理されていて、牛肉は玉子あんかけに合うように甘めの味付け。あえてとろみを少しつけることで、肉の旨みを逃さないようにしているのだとか。
合わせそぼろはしょうがやにんにくをきかせた味付けで、柔らかで優しい味わいの玉子あんにアクセントを与えてくれている。
肉と玉子あんがしっかりと麺に絡まり、その味わいを逃すことなく食べられるのだが、ここですごいのが「合わせそぼろ」の存在だ。混ぜると全体に広がっていくそぼろは、玉子あんに合わさり、どこの部分を食べてもそぼろが口の中に入ってくる。つまり、常に当たりを引いたような感覚で、どの一口も肉の旨みがきいていて確実においしいのである。
筆者はこれまでも玉子あんかけうどんシリーズを色々と食べてきたが、正直過去一おいしいと感じた。最後の一滴まで肉が入ったあんを楽しめるので、満足度がかなり高い。「玉子あんにそぼろを入れたらおいしくなる」と考えた人は天才に違いない。
薬味で味変するとさらに旨い!
この「肉がさね玉子あんかけうどん」は、薬味をかけて味変をするのもおすすめ。容器にうどんを取り分けて、さまざまな薬味との組み合わせを楽しんでみた。
まずは「おろししょうが」と「青ねぎ」。王道な薬味だが、牛肉が甘めに作られているので、しょうがやねぎのぴりっとした味がより甘みを引き立ててくれる。
「香七味」は、香り高く辛味で全体が引き締まった印象に。優しい味わいなので、辛いものが好きな人に特におすすめしたいアレンジ。
サクサクの「天かす」は、その食感を楽しんでもよし、あんに馴染ませてしっとりした食感を楽しむのもよし。そのまま一気に食べるのもよいが、薬味を入れることでアクセントになり、最後まで飽きることなく食べ進められた。
「肉がさね玉子あんかけうどん」の販売期間は1月24日から3月上旬を予定。価格は並690円、大820円、得950円。寒い季節にアッツアツで旨いうどんは体に染み渡るに違いない。麺はもちもちの釜抜き麺で、玉子あんの味わいが優しく、肉の旨みが全体に広がっているので、お子様にもヒットしそうな予感。ぜひ店頭で味わってみてはいかがだろうか。