マイナビニュースではおなじみ、”木彫りであっと驚くようなものを作っています”というキボリノコンノさん(@kiborinokonno)。木彫りで“溶ける氷”を作ってみたり、カップに注がれるコーヒーを再現したりと、本物とも見まがう完成度がたびたび話題に。

そんなキボリノコンノさんが、このほど愛弟子(?)の作品をTwitterに投稿。すると、またたく間に10万超もの"いいね"が!

その作品が、こちらです!

小学生3年生の女の子が作った木彫りのアジの開きが凄すぎたので、ぜひ動画でご覧ください!
(@kibori_no_konnoより引用)

えっ????? この、めちゃくちゃ美味しそうなアジの開きが木彫り? さらに、驚きなのが「小学生3年生の女の子が作った」という事実。

この動画に、「えっ!? 凄すぎません」「本当に木彫りですか??!」「彫刻? 信じれん。。。」「し…小3……???」「中3かと思ったら小3...?」「これを小3が!?」「は?! 小3のレベルじゃねぇ」「嘘やろ…? 木彫りやて…? 小3やて…?」と、頭の中が"?マーク"であふれる人が続出。

あまりの完成度に、「普通に皿に乗っていたら間違える」「天才だ。。。」「ミケランジェロの生まれ変わりかも〜!」「ほんとに素晴らしい才能」「あっぱれ」などなど、称賛の声が多数寄せられていました。

作者は、「いっちゃん」という小学生3年生の女の子。2人の出会いについてなど、キボリノコンノさんにお話をうかがいました。

ツイ主さんに聞いてみた

―― とっても"アジのある作品"だなと思ったのですが、キボリノコンノさんがこちらを見た時の感想を教えてください!

あまりの完成度の高さに、しばらくは「凄い」としか言葉が出なくなってしまいました! 細かな立体の表現や、微妙な焼き加減の表現が素晴らしく、何より驚かされるのはその観察力です。焼いたアジの開きを隅々まで観察する、いっちゃんの食べ物への愛情がこの作品を生んでいると感じました。

―― いっちゃんさんと展示会をされる仲だそうですが、お2人の出会いを教えていただけないでしょうか。

私の作品が朝の情報番組で紹介された際に、いっちゃんのお母さまが「娘がコンノさんのコーナーを見終わるまで学校に行ってくれない」というツイートをされていました。それを私が見つけてリプライをしたのが、いっちゃんのお母さまとの出会いでした。

それから特別連絡をすることもなく、数ヶ月後に東京で開かれた私の個展に、お母さまがいっちゃんを連れて来てくださいました。そこでいっちゃんは自作の木彫り作品を見せてくれ、その時に彼女が「バターしみしみパン」の作者であることを知りました。私は自分が木彫りを始める前から「バターしみしみパン」の存在を知っていたため、大変驚き、急きょ私の作品と一緒に展示させていただきました。

それから交流が始まり、彼女のさらなる成長を願って「ルーター」という木を彫刻する電動工具をプレゼントしました。その道具を使って、今回の「ちょっとやきすぎちゃったアジ」を作ってくれました。

―― いっちゃんさん作「バターしみしみパン」とコンノさん作「注がれたコーヒー」のコラボ作品がこちらです!

―― モーニングの完成ですね! 何度見ても本物にしか見えません。このような作品を生み出すいっちゃんさんは、コンノさんにとってどのような存在でしょうか?

いっちゃんは私のことを師匠と慕ってくれていますが、実際には私が彼女に工具の使い方を教えることもあれば、私が着色の仕方を教えてもらうこともあり、仲良しの木彫り仲間です。

―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください。

いっちゃんの頑張りをたくさんの方に褒めていただけてとても嬉しいです! いっちゃんの将来が気になる方も多いようですが、ゴリラが大好きで、将来の夢はゴリラの飼育員だそうです。彼女には好きなことを存分に楽しんで夢をかなえてもらいたいです。

師弟関係というよりは「木彫り仲間」だというお2人。これからも、あっと驚くような作品を生み出してもらいたいですね。ちなみに、2人がコラボした展示会も開催されるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。