JR東日本秋田支社は、2023年3月18日のダイヤ改正に合わせ、羽越本線羽後亀田駅の乗降ホームを変更すると発表した。跨線橋の利用解消による利便性向上を目的に、すべての列車が駅舎側のホームに停車するようになる。

  • 秋田駅へ向かう羽越本線の普通列車

羽後亀田駅は秋田県由利本荘市に所在する羽越本線の駅。松本清張の推理小説『砂の器』で舞台のひとつとして登場し、映画等のロケ地となったことでも知られる。駅舎側に単式ホーム(1番線)、跨線橋を渡った先に島式ホーム(2・3番線)があり、現在は2番線を秋田方面の下り列車、3番線を羽後本荘・酒田方面の上り列車が使用。特急「いなほ」は通過し、普通列車のみ下り15本・上り13本が停車している。

今回のダイヤ改正で、羽後亀田駅に停車する普通列車はすべて駅舎側のホーム(1番線)を使用することになり、跨線橋を利用することなく列車の乗降りが可能に。羽後亀田駅を通過する特急「いなほ」と貨物列車はこれまで通り2・3番線を使用する。なお、駅舎側のホームも通路から4段ほど上り下りする必要があるため、階段部分に手すりを新設するとのこと。