フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、テーマ曲「サンサーラ」の歌い手を、15日の放送からWONが担当する。
今やドキュメンタリーと言えば「生きて~る 生きている~」のメロディーが浮かぶほど、局や番組のジャンルを越えて親しまれている「サンサーラ」。サンスクリット語で「輪廻(りんね)転生」を意味するこの曲は、『ザ・ノンフィクション』の番組テーマ曲として2003年に誕生した。
当時のチーフプロデューサー・味谷和哉氏がアシスタントディレクター時代の1992年にインドをロケ中、朝もやのガンジス川を眺めながら、サビの歌詞とタイトルを思いついたという。以来、中孝介、suis from ヨルシカなど9組のアーティストが歌い継いできた。
2020年1月から3年にわたり担当してきた竹原ピストルから交代するWONは、21年2月にYouTubeでMVを公開して注目され、昨夏の家庭教師のCMで『アルプスの少女』ハイジの歌声を担当。CM公開直後から「あの歌声は誰なのか?」と大きな話題となった。切なさと力強さを合わせもつ唯一無二の歌声を武器としており、エモーショナルな表現力ができる実力派シンガーだ。
WONは「この曲は本当に曲名の通り、色んな人の手や声によって“輪廻転生”を繰り返しているんだなと感じました。なので等身大の私をぶつけるように、自分の歌声が次の誰かへ繋がるように願いながら、精いっぱい歌わせていただきました!」と話している。
■WONコメント
今まで様々な歌手の皆様が歌い紡がれ、楽曲として歴史の層がとても深く、ひとつひとつの言葉に何とも言えない切なさと重みがあり、耳に残り聴いた人の心をつかんで離さないようなメロディー、そんな壮大な楽曲を今回歌わせていただけて、すごく貴重で素敵な経験でした!今回、手掛けてくださったアレンジをいただいた時、今までとは少し違った方向性に感じて、音が柔らかくゆっくりと前を向けるような、優しく落ち着いた雰囲気を含ませていて、この曲は本当に曲名の通り、色んな人の手や声によって“輪廻転生”を繰り返しているんだなと感じました。なので等身大の私をぶつけるように、自分の歌声が次の誰かへ繋がるように願いながら、精いっぱい歌わせていただきました!
そしてそれを『ザ・ノンフィクション』で使っていただけること、とてもすごいことで私としては少し信じられないような気持ちではありますが、本当に本当に光栄です… 私の歌声が、少しでも番組のお力添えになれたら、とてもうれしく思います!