俳優の高橋一生が主演を務めるテレビ朝日系新ドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』(毎週土曜23:30~)がきょう14日にスタートする。

  • 左から本田翼、高橋一生、橋爪功=テレビ朝日提供

同作は、地方都市で代々続く煙火店(=花火店)を舞台に、死んだはずの父・望月航(橋爪功)が息子・星太郎(高橋)の前に現れるという、花火師親子の不思議な日常を描いたファンタジーホームコメディ。

第1話は、夜空を彩る豪華絢爛な花火のシーンから始まる。今作のためだけに本物の花火師が丹精を込めて作り上げた本物の花火を用いているからこその迫力満点な映像美に注目だ。そんな花火を見守るのが、代々受け継がれてきた望月煙火店に生まれ、自身も花火師となった星太郎と、4代目で星太郎の父である航。夜空に打ちあがる花火と、大いに沸く観衆の歓喜の声に心を奪われ、思わず涙目になり興奮する、星太郎にとって花火師の原点といえる重要な場面となっている。

そして物語は一転、死んだはずの航がなぜか星太郎の前に現れることに。様々な格好で神出鬼没に登場する航と、そんな彼にずれたメガネを直すことも忘れて翻弄される星太郎。そこへ本田翼演じるナゾの女性・水森ひかりが花火を上げてほしいと訪ねてきたことで、星太郎はさらに四苦八苦。彼女には、航の姿は見えていないようで……? そんな今作は、向田邦子賞を受賞した橋部敦子氏のオリジナル脚本によるテンポ抜群の会話劇も見どころ。いたずらっ子のように好き勝手に動き回る橋爪に振り回される高橋、そんな様子を少し引いた距離感で見つめる本田。高橋・橋爪は「このドラマの見どころは、皆さんが決めて頂けたら。視聴者の皆さんに委ねたいです」とアピールしている。