Synologyは1月12日、ホームユーザー向けの2ベイNAS「DiskStation DS223」と、スモールビジネス向けの2ベイNAS「DiskStation DS723+」を発表した。店頭予想価格と発売日は「DiskStation DS223」が40,700円前後で1月12日、「DiskStation DS723+」が76,100円前後で1月20日。いずれも、アスクを通じて発売する。
DiskStation DS223
DiskStation DS223は、3.5/2.5インチSATAドライブを2台まで取り付けられるホームユーザー向けのNASキット。さまざまな場所にあるファイルを一元化することで、どのデバイスからも保存したデータに簡単にアクセスできる。CPUはクアッドコアのRealtek RTD1619B(1.7GHz)、DDR4 2GBのメモリーを内蔵。最大容量は36TBで、ハードウェア暗号化エンジンを搭載している。
OSはSynology DiskStation Manager (DSM)で、アプリ「Synology Photos」によりマルチメディアファイルの自動分類や整理が簡単に行える。Google Drive、Dropbox、Microsoft OneDriveなどのクラウドストレージサービスとのファイル同期も可能だ。
バックアップ機能では、リアルタイムもしくはスケジュールによるPCフォルダのバックアップ先として指定可能。モバイルデバイスなどで撮影した写真や動画を、自動でアップロードしてバックアップしておくこともできる。IPカメラを使った監視ソリューションとしても利用可能。
インタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.2 Gen1×3基。本体サイズはW108×D232.7×H165mm、重量は1.28kg。
DiskStation DS723+
DiskStation DS723+は、本体をコンパクトにまとめたスモールビジネス向け2ベイNAS。ビジネスデータの保護と管理、ドキュメントの簡単な共同編集、ファイルへのリモートアクセス、物理資産の監視といった用途に利用できる。ハードウェア暗号化エンジンはAES-NI対応だ。
CPUは2コアのAMD Ryzen R1600(2.6GHz)、メモリはDDR4 2GB ECC。拡張性が高いのが特徴で、メモリースロットには1基の空きがあり、標準搭載のメモリーを換装することで最大32GBまで増設できる。ほかにも、システムキャッシュ用M.2(NVMe)スロット×2基、ネットアークアップグレード用PCIe拡張スロットを備え、ドライブ増設ユニット「DX517」を装着することで最大ベイ数を7基まで増やせる。
インタフェースは、フェイルオーバーおよび、Link AggregationをサポートするGigabit Ethernet対応有線LAN×2、USB 3.2 Gen1×1基、eSATA×1基。本体サイズはW106×D223×H166mm、重量は1.51kg。