ときどきコントロールセンターの上部に現れる「システムサービス」の文字。青地に白の矢印が添えられ、結構目立ちます。文字どおりシステムサービスが何かやっているという意味ですが、気になりますよね。
そのコントロールセンターの上部は、ユーザーのプライバシー保護に関する情報を表示するエリアです。「システムサービス」に限らず、マップやボイスメモなどのアプリ名が表示されることもあります。それらのアプリがプライバシーに関わりうるシステムサービスを実行している、という一種の警告です。
つまり、コントロールセンターの上に表示される「システムサービス」とは、ユーザーのプライバシー保護に関する情報が取得されているという警告であり、コントロールセンターを表示したタイミングでたまたまシステムサービスが位置情報かなにかを取得していたに過ぎません。
iOS 16では、「システムサービス」などの文字が表示されたコントロールセンターの上部をタップすると、詳細情報を確認できるようになりました。たとえば、システムが現在位置の情報にアクセスした場合、「位置情報」という項目が表示されます。
情報の種類は、インジケーターで分類できます。ブルーに白の矢印は位置情報、グリーンにビデオカメラは映像情報、オレンジにマイクは音声情報を意味し、現在進行系で情報の取得が行われていない(数十秒前までに情報取得が完了した)場合には「最近」と添えられます。
カメラアプリやボイスメモのように、複数のインジケーターが表示されるアプリ/サービスも存在します。現在位置をもとに仮想現実空間を表示する、いわゆる「位置情報ゲーム」のようなサードパーティ製アプリについても、インジケーターと取得した情報の種類が表示されます。気になるようなら、アプリを実行しているときにコントロールセンターの上部をタップしてみましょう。