光岡自動車は、霊柩車や搬送車の製造・販売を行う特装グループが2022年の受注台数で過去最高を達成したと発表した。

  • 光岡自動車の霊柩車ラインアップ

    光岡自動車の霊柩車ラインアップ

ベース車両の先行仕入れが奏功?

光岡自動車の特装グループは、オリジナルデザインの乗用車製造で培ったノウハウと特装車両製造の経験をいかし、2004年に霊柩車・搬送車の製造・販売に本格参入した。2016年には初めて100台を超える受注を獲得。その後は年間40台程度の上乗せを続け、2018年には受注台数が180台に達したが、近年はコロナ禍の影響もあり横ばいが続いていた。

2022年の受注台数は200台を超え、過去最高となった。同社は要因として「2021年から積極的に取り組んでいるベース車両の先行仕入れや先行生産」を挙げる。これらの取り組みにより、従来の霊柩車・搬送車の製造・販売で一般的だった受注生産と比較すると納期の短縮が可能になったとのこと。豊富な在庫を用意することで事業者の車両入れ替えや増車計画、または新規参入時の事業展開に対応しやすくなったそうだ。