ライボが運営する「Job総研」は1月10日、「2023年 今年のコロナ意識調査」の結果を発表した。同調査は2022年12月8日~19日、1年以内~10年以上勤務している社会人733人を対象にインターネットで実施した。

  • 2023年の「コロナ禍危機感」、「危機感」の変化

2023年のコロナに対する危機感について聞くと、78.7%が「とても危機感が弱い」「危機感が弱い」「やや危機感が弱い」と回答した。コロナ禍に入った2020年と比較すると、「危機感が強い」の回答は44.8ポイント減少し、「危機感は弱い」の回答が22.2ポイント増加している。さらに「危機感はほぼ無い」が14.2ポイント増加し、「危機感は全くない」が7.1ポイント増加した。

2023年の感染対策意識について尋ねたところ、64.2%が「とても対策意識が弱い」「対策意識が弱い」「やや対策意識が弱い」と答えた。今年実施する感染対策を具体的に聞くと、過半数を超え最多回答だったのは76.9%の「手洗いうがい」、次いで「隙間なくマスク着用」(49.4%)、「こまめな換気」(35.1%)と続いた。

  • 2023年の「感染対策意識」、2023年「コロナ予防のために実施すること」

2023年のマスク着用意識について尋ねると、58.8%が「とても着用意識が強い」「着用意識が強い」「やや着用意識が強い」と答えた。今年のマスク着用行動については「屋内外問わず着用する」が37.7%で最も多く、次いで「屋内のみ着用」(32.5%)、「3密時のみ着用」(13.9%)と続いている。「基本的に着用しない」は5.4%だった。

  • 2023年の「マスク着用意識」、2023年の「マスク着用行動」

コロナに感染した際の職場への報告意識について聞くと、58.3%が「とても報告意識が強い」「報告意識が強い」「やや報告意識が強い」と答えた。「感染報告意識」の変化を2020年と比較すると、「感染報告は極めて重要」が42.5ポイント減少し、「どちらかといえば必要」が19.7ポイント増加した。「報告は不要派」の回答は11.7ポイント増加している。

  • 2023年の「感染報告意識」、「感染報告意識」の変化

2023年のコロナ政策への関心度について尋ねたところ、66.6%が「とても関心が弱い」「関心が弱い」「やや感心が弱い」と答えた。2020年と比較すると、「非常に関心が高い」が44.8ポイント減少し、「どちらかといえば関心が高い」が21.8ポイント増加した。「関心が低い派」の回答は、全体で26.5ポイント増加している。

  • 2023年の「政府のコロナ対策への関心度」、「関心度」の変化

2023年のワクチン接種意識について聞くと、59.2%が「とても接種意識が弱い」「接種意識が弱い」「やや接種意識が弱い」と答えた。ワクチン接種回数別で見ると、接種回数が少ない回答者ほど今後の接種意識が弱い傾向が見られ、「接種回数1回」の回答者では"接種意識が弱い派"の回答が100%だった。一方、接種回数が5回以上の回答者では今後の"接種意識が強い派"の回答が100%だった。

  • 2023年の「ワクチン接種意識」、「ワクチン接種意識」(接種回数別集計)